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皆様、こんばんは。

本日は「マーメイドS」について分析して行きます。
まずは舞台となる阪神内2000mに考えます。
マーメイド1
阪神2000m

スタートは4角寄りの正面スタンド前。1角までは309m(Bコース時)と十分な距離がありませんので先行争いは激化しがちですが、阪神は1~2角のコーナー半径が小さいためコーナーに入ると一気に減速する傾向。そのままペースが落ち続けても不思議ではないのですが、急減速することで後続が外から進出して来ますし、内回りコースはバックストレッチが約350mしかありませんので2角の立ち上がりから再度ペースアップ。3角からの下りも相まってそのまま一定以上のペースを刻み続けてゴールに向かうというのがこのコースのイメージです。

ここで過去5年のレースラップと3着内好走馬を見ておきます。
マーメイド2

マーメイド3
マーメイドSにおいてもコース傾向通りに、2角の立ち上がりであるラスト6F目あたりからペースアップしていることが分かります。2018年こそ3角入口で一旦緩んでいますが、その他の年では大きく緩むことが無いままゴールに向かっており、ラスト1Fでは12.5秒以上に減速しています。このブログでは常に書いていることですが、5F以上のロンスパ戦になるといくら前半が緩い流れでも先行馬は苦しくなりますから(無酸素運動の領域になるハロン12秒前半のペースを5F以上続けることは簡単ではない)、基本的には差し馬優勢となります。
過去10年においては、3角5番手以内通過馬【3-3-2-50】勝率5.2%(単回値53円)、連対率10.3%、複勝率13.8%(複回値63円)に対し、3角6番手以下通過馬【7-7-8-64】勝率8.1%(単回値81円)、連対率16.3%、複勝率25.6%(複回値107円)と明らかに差し優勢の結果が出ていますので、中心視するなら差しに構える馬ということになるでしょう。

次に人気別成績を見ておきます
マーメイド4
3人気以内馬の好走率は非常に低く、10人気以下馬が7頭も馬券に絡んでいるように、とにかく一筋縄ではいかない重賞。それでいて全頭ベタ買いの複回値が90円でしかないのは、ファンが荒れるハンデ重賞と分かっているから。実は人気薄の期待値は低く、かと言って前述通りに人気馬も信頼出来ない訳ですから、馬券を買う側にとっては厄介なこと極まりないです。手を広げても十分な配当が付いて来ないわけですから振り回すわけにも行かず、そうなるととにかく信頼に足る軸馬を見つけて、そこから手を広げるしか方法はありません。
そこで突破口になり得るのが斤量。とにかく軽ハンデ馬に注目が集まりやすいレースですが、実は前走から斤量減の馬の期待値は低いという事実があります。
マーメイド5

今回斤量減の馬は絶対数こそ多いですが、複勝率は低く複回値もベタ買い大幅マイナスなのですから全く旨味なし。この組から軸馬を探す理由は無く、狙いたいのは今回増減なしor今回斤量増の馬。中でも「ある条件」に合致した馬に限ると【1-3-1-3】勝率12.5%(単回値155円)、連対率50.0%、複勝率62.5%(複回値182円)とハイアベレージ。毎年該当馬が少ないながらでも高い好走率を誇っていますが、今年も該当馬は1頭のみ。データからはこの馬が軸馬になりますね。
「ある条件」と共に唯一の該当馬も記載しておきます。
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「人気ブログランキング」の当ブログ紹介文内にある条件と馬名を記載しておきます(10位前後)

ちなみに「ある条件」に関しては、今回の斤量の増減関係なく【3-4-2-12】勝率14.3%(単回値142円)連対率33.3%、複勝率42.9%(複回値125円)と良績を残しており、該当馬が存在した8年中7年で1頭以上が馬券に絡んでいますので、相手馬の選定にも使えますよ。

明日は余裕があれば「ユニコーンS」の有力馬分析を行う予定です。