皆様、こんばんは。

今週は「桜花賞」。いよいよクラシック開幕ですね!
ただ競馬界もコロナウイルス問題で開催が危ぶまれる状況にあります。関係者の努力で何とか開催を実現出来ていると思いますのでそれに敬意を表すると共に、こうして競馬予想に頭を悩ませることを幸せに感じながら、今週もしっかり準備していきたいと思います。

昨年の3歳牝馬路線を思い返すと、阪神JF◎クロノジェネシス→桜花賞◎シゲルピンクダイヤ→オークス◎クロノジェネシス→秋華賞◎カレンブーケドールと本命馬が全頭好走。昨年も再三言いましたが毎年牝馬クラシック路線は得意にしていますし、好走馬を選択するコツというものもあります。今年も現段階で本命馬は決まっていますが、最後の瞬間まで油断せず細部まで調べ上げて結論を出したいと思います。

ということで、まずは過去5年のレースラップと3着内好走馬一覧をご覧頂きます。
桜花賞1

桜花賞2

桜花賞3
桜花賞4

「桜花賞」が行われる阪神外1600mは、1600mの内900mが直線で3,4角のコーナー径も緩いので紛れが生じにくいコース。道中の高低差もほとんどないため、能力が結果に反映されやすい良コースです。
過去10年の桜花賞平均ラップは以下の通り。

12.4-11.0-11.7-12.1-11.9-11.4-11.5-12.0(47.1-46.8)

コーナー部分に当たる4~5F目で少々緩んでの直線勝負というのがベーシックな形ですが、過去10年でスロー4年・平均3年・ハイ3年とペースパターンはバラバラ。阪神JFもそうですが、スプリント寄りの距離適性を持つ馬も出走するのが桜花賞というレースですから、年によってはそういう馬がペースを引き上げる場合もありますので画一的な考え方は出来ません。
ただペースに関わらず言えることは末脚性能が重要だと言うこと。
桜花賞5

過去10年の3着内好走馬30頭中25頭は上がり3F順位5位以内馬でしたので、脚質に関わらず速い上がり時計を出せる馬を探すレースとも言えます。
そのヒントになるのが以下のデータ。
桜花賞6

これは過去10年の連対馬20頭における、それまでのキャリアでの上がり3F順位3位以内率を一覧にしたものですが、20頭中17頭(85%)はキャリアの2/3以上で上がり3位以内の脚を使っていました。3着内馬にまで対象を広げても77%が該当しますので、それまでのキャリアで上位の末脚性能を証明していることが最低限の好走条件と言えそうです。
また、3着内好走馬30頭中27頭には重賞で上がり3位以内の脚を使った実績があり、例外の3頭中2頭にはOP特別で上がり最速の脚を使った実績がありましたので、こちらも併せてチェックしたいです。

データ面で他に重要なものと言えば、前走レース別成績
桜花賞7

3着内好走馬30頭中18頭までが前走チューリップ賞組(上のデータ上ではG3時代とG2時代で別レース扱いになっているので注意)。この2年はグランアレグリア(前走朝日杯FS)、アーモンドアイ(前走シンザン記念)と言ったこれまでに好走例の無いローテでの戴冠が続いていますが、それでも過去10年中9年で3着内好走馬を出している(6年で複数頭の好走馬を輩出)チューリップ賞組の優位性は圧倒的です。
従って、前走レースについては「チューリップ賞組」と「その他組」に分ける必要がありますので、それぞれについて掘り下げましょう。

まずは「その他組」についてですが、まず非常に高いハードルが存在します。それは前走で勝利している必要があるということで、前走チューリップ賞以外で馬券に絡んだ12頭中9頭がそれに該当します。例外の3頭(グランアレグリア=朝日杯FS3着、レーヌミノル=フィリーズR2着、アットザシーサイド=フィリーズR2着)にしても、全頭そのレースで1人気を背負った上で3着内好走を果たしていたという点で共通しますので、いずれにしてもハードルは高いです。
また前走「アネモネS組」は【0-0-0-22】と全滅で、過去20年に遡っても【1-0-2-44】と不振。これは毎年様々な媒体で書かれることですが、トライアルの中でも明らかにレベルが落ちて中山1600mという阪神1600mとは異質のコースで行われるレースだけに、この両レースがリンクしないことはいわば当然です。

一方の「チューリップ賞組」の前走着順別成績は以下の通り
桜花賞8

チューリップ賞3着以内馬の単複はベタ買いで大幅プラスですから、毎年該当馬の単複だけを勝って左団扇でレースを見ておけば勝手に儲かるレースです。
ただそれでは面白くないですからもう少し掘り下げると、チューリップ賞組で馬券に絡んだ18頭17頭はチューリップ賞3着以内or4人気に支持されていた馬でした。過去10年で該当馬は37頭居ますが、これら37頭を単複ベタ買いしてもプラス(単回値113円、複回値135円)になりますから、該当馬はどんな理由があろうと買い目に入れておく必要があると言えます。

と、ここまで書いて来た内容

・キャリアの2/3で上がり3位以内を記録していること
・重賞で上がり3位以内の脚を使った実績があること
・前走チューリップ賞以外組はそこで勝利しているか、1人気で3着内好走していること
・アネモネS組は軽視
・チューリップ賞組はそこで3着内好走しているor4人気以内に支持されていること


これらを全てクリア出来ているのは実はたった4頭のみ。
その中でも最有力と思えるのはこの馬!
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確かにこの手のタイプが良く桜花賞で好走するイメージはあります。実は多少評価を落とそうと考えていましたが、やっぱり無視は出来そうもないですね

時点でこの馬でしょうか
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父産駒は過去10年で10頭の好走馬を輩出。該当馬が居た9年中7年で1頭以上の好走馬を出していますが、データ上はこの馬が大将格ということになりそうです

ちなみに残りの該当馬2頭はウーマンズハートとヒルノマリブです。
明日も「桜花賞」について分析を続けます。