七夕賞

【七夕賞2022予想】データ分析と傾向

七夕賞
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七夕賞過去10年単勝人気別成績

番人気は、2勝・2着1回・3着1回・着外6回、複勝率%40。
2番人気は、2勝・2着1回・3着0回・着外7回、複勝率30%。
3番人気は、3勝・2着0回・3着0回・着外7回、複勝率30%。
4番人気は、0勝・2着1回・3着0回・着外9回、複勝率10%。
5番人気は、1勝・2着2回・3着0回・着外7回、複勝率30%。
6~10番人気は、0勝・2着5回・3着4回・着外41回、複勝率15.2%。
11番人気以下は、2勝・2着0回・3着5回・着外45回、複勝率13.4%。

6~10番人気は未勝利ですが、2着5回・3着4回と2着、3着半分近くを占めています。
1番人気以下の一発もあります。

七夕賞過去10年脚質別成績

逃げは、1勝・2着1回・3着1回・着外7回、複勝率30%。
先行は、6勝・2着3回・3着4回・着外23回、複勝率36%。
中団は、3勝・2着5回・3着4回・着外47回、複勝率16%。
後方は、0勝・2着1回・3着1回・着外44回、複勝率4%。
マクリは、0勝・2着0回・3着0回・着外1回、複勝率0%。

逃げと先行の成績が良く、前目につけて競馬ができる馬が有利です。
後方から一気に差し切るのは難しい傾向があります。

七夕賞過去10年ハンデ別成績

牡馬
57キロは、6勝・2着2回・3着0回・着外16回、複勝率33%。
57.5キロは、1勝・2着0回・3着0回・着外3回、複勝率25%。
58キロは、0勝・2着2回・3着1回・着外4回、複勝率42%。

セン馬
55キロは、1勝・2着4回・3着4回・着外22回、複勝率29%。

ハンデ57キロ以上の牡馬とセン馬が強い傾向があります。

【七夕賞2022予想】本命馬情報

七夕賞
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【ヒートオンビート】天皇賞春4着の実力

父キングカメハメハ。母マルセリーナ。母の父ディープインパクト。

昨年重賞初挑戦の目黒記念(G2・東京芝2500m)で、いきなり2着に入線、その後もチャレンジC(G3・阪神芝2000m)2着、中山金杯(G3・中山芝2000m)3着、日経賞(G2・中山芝2500m)3着と重賞で善戦、勝ち切れてはいませんが実力がついてきたことを示しています。

競馬場や距離を問わず大崩れのない万能タイプで天皇賞春でも4着に粘り込んでいます。

チャレンジC(G3)2着、中山金杯(G3)3着と芝2000mの重賞でも好走実績があり、芝2000mの距離に懸念はないと思われます。

天皇賞春4着に好走した実力から、ここ七夕賞は勝ち負け必至です。

【アンティシペイト】本格化

父ルーラーシップ。母アンチュラス。母の父ディープインパクト。

昨年夏のオホーツクSは、34秒7のメンバー中最速上がりの末脚で2着馬に1馬身差をつけて快勝しました。

重賞初挑戦だったアルゼンチン共和国杯(G2・東京芝2500m)は、スローペースのなか2番手で先行しましたが、折り合いにスムーズさを欠いて体力を消耗したため、直線で失速して8着に敗れました。

前走の福島民報杯(L・福島芝2000m)は13番手の後方から追い込み、直線に入った時点で先頭へ。

直線は後続との差を5馬身に広げて圧勝しました。

芝2000mが適性距離だということを示した一戦でした。

また時計のかかるコンディションで1分59秒9の時計は非常に優秀、ここにきて馬が本格化したことを十分に示しています。

【ヒュミドール】昨年福島記念2着

父オルフェーヴル。母アヴェクトワ。母の父チチカステナンゴ。

一昨年ダートから芝へ路線変更後の信夫山特別(2勝クラス・福島芝2600m)で勝利、芝適性と潜在能力が高いことを示しました。

昨年重賞で小倉記念(G3・小倉芝2000m)2着、福島記念(G3・福島芝2000m)2着に入線、コーナーが4回ある小回りコースを得意にしています。

昨年の福島記念の2着馬でコース適性と実力は証明済みです。

小回りコースで直線が短い福島芝2000m(七夕賞)で、高いポテンシャルを発揮してくる可能性が十分にあり、実績のあるコースに戻れば一変の可能性は十分にあります。

【モズナガレボシ】馬場次第

父グランプリボス。母モズフリムカナイデ。母の父クロフネ。

昨年の小倉記念(G3)は、後方を追走から外を回り、直線でも外から追い込んで35秒0のメンバー中最速上がりの末脚で抜け出して格上挑戦で重賞初制覇しました。

それ以降に3着以内はありません。開幕2週目の前が残りやすい高速馬場だと分が悪いですが、時計のかかる馬場になれば好走率は一気に上がります。

【レッドジェネシス】人気先行

父ディープインパクト。母リュズキナ。母の父StormCat。

昨年京都新聞杯を勝って挑んだ、日本ダービーは11着と苦戦を強いられましたが、神戸新聞杯は朝から雨が降り続き、不良馬場とタフな条件の中、後方からしぶとく伸びて差のない2着に好走しました。

菊花賞(G1・阪神芝3000m)は1番人気に支持されましたが、スタートで遅れ前とはかなり離れた後方17番手からではさすがに届かず、前の馬が止らない展開で、見せ場なく13着に沈みました。

その後も京都記念(G2)13着、大阪杯(G1)13着に大敗。

人気先行タイプです。七夕賞では様子を見る程度で、馬券は見送りが無難かと思われます。

【七夕賞2022予想】穴馬情報

七夕賞
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【ヴァンケドミンゴ】56.0キロ

父ルーラーシップ。母アンフィルージュ。母の父アグネスタキオン。

全4勝を福島コースで挙げている福島巧者です。

福島コースの実績は、4勝・2着1回・3着1回・着外2回、勝率50%、連対率63%、複勝率75%。

福島芝2000mでの重賞実績は、七夕賞(G3)3着、福島記念(G3)2着。

直線末脚勝負タイプなので、成績にムラがありますが、福島コースでの実績、適性を考慮すれば、抜群の切れ味を発揮しての好走の可能性が十分にあります。

人気薄でもおさえておきたい1頭です。

【ショウナンバルディ】57.0キロ

父キングズベスト。母バノヴィナ。母の父Redoute’s Choice。

昨年の七夕賞(G3)3着、中日新聞杯(G3)は逃げ切って重賞初制覇を果たしました。

その後はひと息の競馬が続いていますが、昨年と同じ鳴尾記念からのローテーションで、巻き返しを狙います。

ただし斤量が昨年55キロから57キロへ2キロ増えることに若干の懸念が残ります。

【トーラスジェミニ 】57.5キロ

父キングズベスト。母エリモエトワール。母の父マンハッタンカフェ。

昨年の東風S(L・中山芝1600m)を緩みのないペースで逃げ切り実力が本物であることを示しました。

安田記念(G1・東京芝1600m)は、内から逃げたダイワキャグニーを見ながら2番手で先行、直線で交わされましたが失速してはおらず、5着に好走して実力を示しました。

七夕賞(G3)は2番手先行から抜け出し重賞初制覇を果たしました。

昨年七夕賞優勝以降は低迷が続いていますが、昨年勝った七夕賞で変わってくる可能性はあると思われます。

【フォルコメン】55.0キロ

父ヴィクトワールピサ。母イマーキュレイトキャット。母の父Storm Cat。

昨年納屋橋S(3勝クラス)を勝ってオープンクラス入り後は苦戦が続いていましたが、前走ダービー卿チャレンジ(G3)で後方14番手から追い込み33秒8の鮮やかな末脚で差を詰めて2着に好走しました。

福島コースは未経験で芝2000mも久しぶりになりますが、晩成タイプで、まだまだ上積みが見込めそうです。

【プリマヴィスタ】53.0キロ

父ハーツクライ。母サンヴァンサン。母の父クロフネ。

前々走の三方ヶ原S(3勝クラス)を勝利してデビュー23戦目で念願のオープンクラス入りしました。

前走の目黒記念(G2)は8着に敗れはしましたが、相手や距離を考えればしかたないです。

ハーツクライ産駒で晩成タイプ、5歳にて本格化。前々走の三方ヶ原Sのような走りでできるならば七夕賞でも面白い存在になります。

【七夕賞2022予想】血統情報

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【トーラスジェミニ 】中距離向きの血統

父キングズベスト。母エリモエトワール。母の父マンハッタンカフェ。

近親にエリモマキシム(新潟ジャンプS)がいます。

父キングズベストは英2000ギニー優勝馬で、キングズベスト×マンハッタンカフェの組み合わせは、ミスニューヨークと同じです。

2010年は、海外でもキングズベスト産駒のワークフォースが英ダービーと凱旋門賞を制覇、同年日本でエイシンフラッシュが日本ダービーを制覇しました。

ミスタープロスペクター系は早熟の短距離血統のイメージがありますが、キングマンボ系は成長力、スタミナに富んでいることからキングズベスト産駒は中距離向きの血統と言えます。

【ヴァンケドミンゴ】小回り配合

父ルーラーシップ。母アンフィルージュ。母の父アグネスタキオン。

サンリヴァル(皐月賞2着)の全弟で、ヴェルデグリーン(オールカマー、AJCC)の近親で、母母ウメノファイバーはオークス馬です。

ルーラーシップ×アグネスタキオンはフェアリーポルカ(中山牝馬S・福島牝馬S)と同じで、コーナーが4回ある小回りコースでで能力を発揮できる血統配合です。

【アンティシペイト】消耗戦

父ルーラーシップ。母アンチュラス。母の父ディープインパクト。

ルーラーシップ×ディープインパクトの配合は、菊花賞馬のキセキと同じ組み合わせです。

ルーラーシップ×サンデーサイレンス系は、2019年のムイトオブリガードがアルゼンチン共和国杯を制覇しています。

ルーラーシップ産駒は、豊富なスタミナを伝える血統で、七夕賞が上がりのかかる消耗戦になった時は本領発揮してくる可能性がある血統です。

【ヒートオンビート】中距離向き

父キングカメハメハ。母マルセリーナ。母の父ディープインパクト。

ディープインパクトの初年度産駒のヒートオンビートの母マルセリーナは、エルフィンS、桜花賞を連勝。5歳時にはマーメイドSを勝ちました。

マルセリーナの初子ラストドラフト(父ノヴェリスト)が京成杯制覇。

2代母マルバイユは仏G1アスタルテ賞を優勝。

キングカメハメハ×ディープインパクトの配合で大物はでていませんが、脚長でどちらかといえば中距離向きで芝2000m位が合っている血統です。

【レッドジェネシス】パワーと持続力

父ディープインパクト。母リュズキナ。母の父StormCat。

母の母ラッキーはキングオブキングス(英2000ギニー)の全妹でアサシS(愛G3・芝7F)の勝ち馬です。

ディープ×ストームキャットはキズナ、エイシンヒカリ、リアルスティール、ラヴズオンリーユー、ラキシス、サトノアラジンなどがでている黄金配合です。

レッドジェネシスは、母母父がSadler’s Wellsなので欧州特有のパワーと持続力を伝えています。