中山牝馬ステークスにおける過去データからの傾向は?【データから勝ち馬を紐解く】
中山牝馬ステークスの過去のデータから傾向が知りたい。
牝馬限定のハンデ戦だけど、やっぱり荒れてるのかな?
データからレース全体の傾向、勝ち馬の傾向を把握して馬券的中に結び付けたいな。
こういった疑問に答えます。
記事の内容
・中山牝馬ステークスの過去のデータ
・荒れる?荒れない?中山牝馬ステークスの配当的傾向
毎年3月の荒れる牝馬限定のハンデ戦で行われる名物重賞である中山牝馬ステークス。
私も配当的に荒れるレースである印象が強いですが、実際の所はどうなんでしょうか?
過去のデータから紐解いていきましょう。
中山牝馬ステークスの過去のデータ
『中山牝馬ステークス=人気馬の信頼度低い』です。
中山牝馬ステークスの人気馬の信頼度
上の画像は過去の中山牝馬ステークスの1番人気から3番人気の着順と勝率・連対率・複勝率のデータになります。
パッと見て思う事は、中山牝馬ステークスでの人気馬の極端なまでの信頼度の低さ。。
通常、1番人気から3番人気で過去のデータを抽出した場合、70%前後の回収率があります。
また、10年以上の蓄積データにも関わらず、出走馬全体で見た場合は1着が2回で勝率が6%。
レースの回数から人気馬が勝った回数を割った場合には、過去11年で2回1番人気から3番人気が勝っていますので、
勝率は18%になります。
つまり、5回に1回以下でしか中山牝馬ステークスでは人気馬は勝てない事になります。
中山牝馬ステークスで馬券になる人気馬は?
では、どんな人気馬なら馬券になるのか、またはどんな人気馬が信頼出来ないのか?
1〜3人気のレース間隔別評価
先ずは過去のデータからレース間隔の傾向。
中山牝馬ステークスの人気馬は中5週〜25週の間のみ馬券になっております。
しかし、人気馬は昨年より間隔を空けて使ってくる実力馬が多いので、ほとんどが5週〜25週となる為、あまり気にする必要はないでしょう。
1〜3人気の前走距離傾向
前走人気や着順にあまり偏った傾向はありませんでした。
前走距離に少し偏りが見られます。
・前走芝1800は馬券になっていない。
・今回延長組から勝ち馬が出ていない。
ただし、延長となる組より、短縮となる組の方が出走頭数は多いので参考程度に見ておきましょう。
1〜3人気の前走の位置取り
ここは中々に偏りが出ているかなと思います。
前走の1角で4番手以内で競馬をしていた今回の人気馬から勝ち馬は出ていません。
同じく、前走1角で7番手以下で競馬をしていた今回人気馬も中山牝馬ステークスでは勝ち馬は出ていません。
では4角では?
1角と比べて、4角3番手以内までにいた馬は相変わらず1着はありませんでした。
後方待機組は、1角と同じく7番手以下にいた馬からは勝ち馬は出ていませんでした。
これにより、今回の中山牝馬ステークスで1番人気から3番人気に指示される可能性がある馬で勝つ可能性がある位置取りは好位から中団【4番手〜7番手以内】で前走競馬をした組が望ましいと言う事になります。
1〜3人気の今回の枠番別傾向
参考程度ではありますが、中山牝馬ステークスの今回1〜3人気に支持された馬達の過去データの枠番別成績です。
勝ち馬は2枠と3枠から1頭ずつ。
4枠で2着が2回。
しかし6〜8枠でも各1回ずつ2着はあり、内枠の方が中山芝1800メートルと言うコースでのコーナーロスと、前に馬を置いて壁にしやすい事を考えると馬券になりやすいのだと思います。
1〜3人気の今回の斤量別傾向
上は今回の中山牝馬ステークスで1〜3人気に支持された馬の斤量別の成績になります。
単純には55.5キロ以上を背負った馬からは勝ち馬は出ておらず、しかし複勝率は一番高いので参考程度にみておきましょう。
中山牝馬ステークスの人気薄の信頼度
人気馬に続いて中山牝馬ステークスでの人気薄の傾向を過去のデータから見ていきます。
あれ?こっちが人気馬だっけ?と勘違いしてしまうほど、中山牝馬ステークスでは抜群に人気薄の成績が良いです。
先の人気馬の回収率が30%いってませんでしたから、人気薄は倍以上人気に比べて人気薄の方が回収率が高い事になります。
では勝率は?
勝率も人気馬が6.1%に対して、人気薄は6.6%でほぼ同等、むしろ人気薄の方が高いです。
更に、人気馬が1〜3人気でのデータなのに対して、人気薄は4番人気以下を全て含んでますから、通常数字的には人気薄の方がトータルデータでは不利になります。
以上のことから、いかに中山牝馬ステークスが人気薄の活躍が目立つかが分かると思います。
中山牝馬ステークスで馬券になる人気薄は?穴馬の傾向は?
では、人気馬と同じように、中山牝馬ステークスで馬券になる人気薄・穴馬の傾向を紐解いていきましょう。
人気薄・穴馬のレース間隔別評価
レース間隔による人気薄・穴馬の好走・凡走傾向ですが、まず言えるのは人気馬と同じように5週〜25週のレース間隔に勝ち馬が集中していること。
もう一つは10週以上の休み明けを除き明け2戦では4回勝っていますが、それ以外は明け6戦以上で1回1着があるだけ。
以上のことから、レース間隔が短い、使い詰めの馬は苦戦傾向と言えます。
これはハンデ重賞なだけに、フレッシュさを保ちながらハンデを生かそうと中山牝馬ステークスを目標にする陣営が多いからなのではないでしょうか。
人気薄・穴馬の前走使った距離別の成績
過去のデータより人気薄・穴馬の前走使った距離別の傾向です。
大きな傾向はないのですが、同距離からは人気馬と同じく勝ち馬が出てません。
なぜなのか?と深堀りをしてみると、大体の馬の前走が条件戦でした。
つまり、条件戦を勝ち上がって今回の重賞挑戦。
そして今回メンバーの強化により実力不足での敗戦がほとんどだと考えます。
人気馬も人気薄も、前走条件戦勝ち上がりの評価は慎重にした方が良さそうです。
人気薄・穴馬の今回の斤量別の成績
人気薄の今回斤量別の成績です。
重い斤量を背負ったから勝てないと言うよりは、むしろ今回51キロ以下の斤量が軽い馬たちの方が凡走傾向にあります。
軽ければ軽いほどと言うより斤量が軽いので実力が均一になると言うよりは、実力の無い馬は数キロ程度のハンデでは変わらないんだと思います。
人気薄・穴馬の年齢別の成績
年齢別の人気薄の好走傾向を見てみますと、まず7歳以上の高齢が苦戦傾向です。
次に以外にも4歳より5.6歳の成績が良く。
頭数は5.6歳が多いにも関わらず4歳の方が苦戦傾向です。
人気薄・穴馬の当日人気別の成績
人気薄データの最後に、当日人気別の傾向です。
これを見ると分かりやすいのですが、1着は4〜6人気にほとんど集約されていて、他は8人気が1回のみ。
ですので10人気以下からなどの無理な頭狙いはデータ的には難しいと言えるでしょう。
荒れる?荒れない?中山牝馬ステークスの配当的傾向
人気馬がダメ。
人気薄が好走傾向にあると言う事で、中山牝馬ステークスは典型的な穴馬が活躍する荒れるレースになります。
馬連の平均配当は約6800円。
出現率が多いのは2000円代で36%。
次いで馬連万馬券が27%。。(-_-;)
では、三連系だとどうなるのか?
中山牝馬ステークスの三連複の平均配当は、44823円。
三連複1万円以上〜5万円以下の配当が54.5%。
中山牝馬ステークスでは三連複の半分以上が万馬券になります。
逆に50倍以下が9%と1割にも満たない状況です。
戦略的に、50倍以下の配当をカットして三連複を購入するのもいいかもしれませんね。
(o^―^o)
最後に3連単です。
中山牝馬ステークスの3連単の平均配当は247179円です。
ちょっと以外だったのは、10万以上の配当は50%程度で約半分あるのですが、5万円いかの配当で4割を占めていること。
人気馬の頭が少ないので、もっと跳ねていると想像してましたが、これは4〜6人気の1着がほとんどを占めている事で中途半端な配当に偏りが出ているんだと思います。
ほとんどが人気馬か4人気による物だと思いますが。
まとめると
・中山牝馬ステークスは馬連でも50倍以上が狙えて、三連系だと、三連複でも基本万馬券と言う荒れるレース
・中山牝馬ステークスの1着で人気薄で活躍をするのは4番人気から6番んが大半である
今年も穴馬を見極めてしっかりとオイシイ配当をGETしたいですね!
余談ですが仮に、中山牝馬ステークスで毎回4番人気から6番人気馬の単勝を3点買い続けていたら、恐らくプラスになっているのではないでしょうか?
多分。。競馬にタラレバは厳禁ですが(-_-;)
また、4番人気から6番人気を全て買うのではなく、経験則やデータでフィルターを掛けて1点〜2点に絞ることで、回収率の底上げも可能なんじゃないかと思います。
当然絞ることで不的中のリスクも高まりますけどね。
こんな買い方のように、単勝は1点で買わなければいけないなんて決まりはないですし、ちょっと視点を変えてみたり視野を広げる事で、今まで見えなかった世界が見える事が多々ありますよ。
(^▽^)/
余談ですが。
(^_-)-☆
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