スタミナ指向が強い目黒記念

近年の傾向と推奨馬800200

【近5年傾向Pickup】

・前走芝2400m以上の長距離戦出走馬(過去5年で複勝圏内に好走した15頭中12頭が該当)

・長距離重賞だけに末脚の実績も重要、特に近2走以内に芝2000m以上で上がり順位5番手以内の実績(過去5年で複勝圏内に好走した15頭中14頭が該当)

・出走頭数は少ないものの、前走芝2000m以上の芝G1レース出走馬も期待値は高い(20年7人気3着ステイフーリッシュ、16年8人気3着ヒットザターゲットなど人気薄の好走も複数)

・父がステイゴールド系、ハーツクライ系、トニービン系など、非根幹指向、スタミナ指向の強い種牡馬の産駒(過去5年で7人気以下で複勝圏内に好走した8頭中7頭が該当)

・ディープインパクト産駒は、母父欧州型orノーザンダンサー系(該当馬は過去5年で4度馬券に、うち3度は5人気以下)

【総括】

過去5年の目黒記念で複勝圏内に好走した15頭中12頭は、前走が芝2400m以上の長距離戦に出走していた馬。

また、過去5年で複勝圏内に好走した15頭中14頭は、近2走以内に芝2000m以上で上がり順位5番手以内の末脚を使っていた馬。

芝2500mのハンデ重賞といったイメージ通り、基本的には近走で一定のスタミナ量の裏付けを示している馬の期待値が高いレース。

また、この傾向に伴い、血統的にもスタミナ指向の強い方向性も顕著。

2018年は、父が凱旋門賞馬トニービン系の該当馬ウインテンダネス(9人気)、ノーブルマーズ(10人気)が1着2着で大荒れ決着に。

2020年の勝ち馬キングオブコージは、欧州競馬のチャンピオンサイアーとしても知られるGalileoを母の父に持つ馬。

また、父ステイゴールド系は直近3年で2勝。

スタミナ指向の強い欧州の名血系、また欧州血統馬が走るレースに強いステイゴールド系など、重厚なタイプが走りやすい方向性も当レースならでは。

以上を踏まえて推奨馬は下記の通り。

マカオンドール…前走天皇賞春(阪神芝3200m・G1)11着からの臨戦過程。2走前の阪神大賞典(阪神芝3000m・G2)が上がり順位2番手の末脚で4着。前述の通り前走G1出走馬、近走上がり上位の実績馬も期待値の高いレース。血統構成はゴールドシップ×Darshaan。昨年の勝ち馬で今年も出走を予定するウインキートスもステイゴールド系ゴールドシップ産駒。非根幹重賞の鬼としても知られる父ステイゴールドは直近3年で2勝という実績も。前走の天皇賞春は結果的に展開、馬場、距離と全てが噛み合わなった参考外レース。得意の左回り戦ともなる今回は一変も。

シルヴァーソニック…本馬も前走天皇賞春からの臨戦。2走前の阪神大賞典、3走前の万葉Sも上がり順位5番手以内の末脚を計測。オルフェーヴル×トニービンの血統馬。父は当レースにも実績十分のステイゴールド系種牡馬。また2018年の当レースは父トニービンで当日単勝9番人気以下の2頭が1着2着。昨年15人気3着アドマイヤアルバもトニービンの血が強調されたハーツクライ産駒。ゲートで躓き落馬した前走の天皇賞春も幸い大きな後遺症は見られず、結果的に空馬のまま3200mを走りきったことも今回の競馬へ向けては強調材料。

パラダイスリーフ…前走のサンシャインS(中山芝2500m・3勝クラス)が上がり順位2番手の末脚で1着。過去5年で2勝と、前走条件戦1着からの臨戦も期待値の高いローテ。血統構成はディープインパクト×ブライアンズタイム(欧州型ロベルト系)。ピックアップの詳細通り、ディープインパクト産駒は母父欧州型の期待値が高いレース。一昨年6人気2着アイスバブル、17年13人気3着ハッピーモーメントもディープインパクト産駒で母父欧州型の血統馬。全兄ゼーヴィントが非根幹重賞に複数の連対実績を持つ馬であることも今回の競馬へ向けては前進材料。

ボッケリーニ…前走の日経賞(中山芝2500m・G2)が上がり最速の末脚で2着。昨年2着のヒートオンビートと同じキングカメハメハの産駒。全兄ラブリーデイは非根幹G1の宝塚記念勝ち馬で、この馬自身もこれまで非根幹重賞に4度出走して3度3着以内に好走。東京コースは1戦1勝と底も見せていない舞台で、重賞路線でも善戦が続く近走以上のパフォーマンスも。

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