馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

【ウマ娘】シンデレラグレイ4Rから、またしても勝手にアレコレ考察(妄想)するぜ。

※例によって、史実はネタバレとは考えずに書いています。

 

 はい、今週も木曜日でございます。「ウマ娘 シンデレラグレイ」は今週も大変面白うございました。今回もアプリで無料で読めますが、ちゃんと本誌を買ってアンケートはがきを出しましょう。

 

ynjn.jp

 

 今回はデビュー戦の決着から次走までの間にシューズを新調して態勢を立て直していくお話ですが、ここに来ていくつか今後の展開のための史実アレンジの伏線になると思われる描写が出てきたように思います(ある程度アレンジして簡素化させないと、笠松時代がただ連勝の繰り返しでものすごく間延びしてしまうので、そのためにも若干のアレンジを加えるのはたぶん必要)。

 

◆結局ベルノライトとは何なのか?

 今回、実家がウマ娘専用スポーツ用品店を営んでいるという設定が明らかになったベルノライトちゃんですが、

 こういった設定は「プリティーダービー」では見られなかったので、ある程度シンデレラグレイにおける新要素なのではないかなと思っているのですが、今回を受けてますます「ベルノライトはオグリキャップ周辺の人間エピソード投影説」がワタクシの中では濃厚になっています。

 

 史実のエピソードを当たってみるとよくわかるのですが、オグリキャップの物語は良くも悪くも周辺の人間のエピソードが色濃く、これらをしっかりと拾って行かなければならず、かといって、どうしても「人間」のエピソードなので必ずしもきれいな物とは言いがたい、ウマ娘の世界観とは矛盾を生じてしまうようなものも少なくないのが事実。そうした時に、オグリキャップ自身が孤立しないような描き方を今後していくためには、オグリキャップに寄り添うような立ち位置のキャラクターが必要で、それにあたるのがベルノライトなのではないかと。シンデレラには、ガラスの靴をあつらえる役回りが必要だということです。

 

 今回の本編ではオグリキャップの靴の破損にいち早く気づき、新たな靴を新調するにあたってのアドバイス役を務めるベルノライトですが、これは前にも言及した通り、蹄叉腐乱を発見、治療に努めた川瀬友光厩務員のエピソードと、独特の走方により摩滅の激しいオグリキャップの蹄鉄を、JRA移籍後も含めて現役生活を通じて支えた装蹄師・三輪勝さんのエピソードを強く反映したものと思います。競馬の世界でなくても選手のケアを行ったり、サッカーのホぺイロのように用具の管理・メンテナンスを行う専門のスタッフがいるのは普通のことなので、ウマ娘の世界にそういった存在を作るアイディアは自然なことだと思います。また、三輪勝さんはJRA移籍後も特例的にオグリキャップの装蹄にかかわっていることから、ベルノライトをオグリキャップのトゥインクルシリーズ移籍後にも自然に登場させる事を考えると、モデルにするのにうってつけな人物であると言えそうです。

 

 加えて、史実のオグリキャップJRA移籍後の担当厩務員だった池江敏郎さん(ディープインパクトを育てた池江泰郎元調教師の実兄で、オルフェーヴルを育てた池江泰寿調教師のおじ)は、パドックやレース後の表彰式でオグリキャップに勝るとも劣らない人気を獲得したりするなど出色のエピソードの持ち主であり、それを投影する先としてもベルノライトは機能をしそうな予感がします。個人的には、担当調教助手だった辻本光雄さんの姿も反映して欲しいと思ってます。

 

 なお、今回キタハラジョーンズが支払った靴代の金額について、

 作画の久住太陽先生がこのようなツイートをされていますが、これマジで計算合ってると思います。我が出資馬の装蹄費用がだいたいどれくらいかかるのか、毎月の明細書をひっくり返して確認してみたので間違いないと思います。

 

 

◆不良三人娘のモデルについて

 そしてもう一点引き続き気になっているのがこちらですが、今回で「おそらく全く架空」である可能性が出てきましたね。オグリのデビュー戦から2週間後、2戦目のレースにノルンエースが出てきますが、ゼッケン番号が「8」か「9」と思われる描写があるものの(ゼッケンの下半分が隠れるような描き方だったので判然とせず)、実際のオグリキャップの2戦目は7頭立てで施行されていることからそのように推測します。

www.jbis.or.jp

これについては、また次回以降の描写から色々と考えてみたいと思います。