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2022 チャンピオンズカップ臨戦過程評価

ジャパンカップは、3月に2勝クラスを勝ったばかりのエイシンフラッシュ産駒が制覇。出資会員ですらこの偉業は想像できなかったろうなぁ。こんなことがあるから競馬には夢があるね。週初めの臨戦過程評価では上昇評価だった馬が上位を独占。いずれも人気馬だったし、枠と外国人で過剰人気だったヴェルトライゼンデあたりは個人的に抑えに回してしまったけれど、終わってみれば臨戦過程で前走以上がなかったダノンベルーガが善戦止まりだったなと。

1着 ヴェラアズール(⤴)

2着 シャフリヤール(⤴)

3着 ヴェルトライゼンデ(⤴)

4着 デアリングタクト(⤴)

5着 ダノンベルーガ(→)

 

ということで、今週はチャンピオンズカップ!

このレースはジャパンカップほど例年堅くはないので、穴馬の割り込みにも警戒しなければいけないけど、同年のフェブラリーSの覇者ゴールドドリームがムーア騎乗ながら8番人気だったり、前年のフェブラリーSの覇者だったインティが10番人気だったりと、もともと力のある馬が人気を落としているケースも多い。

ただ、今年に関しては、一見「穴っぽい」と思われる馬が、いかにも「穴党好き」しそうな馬ばかりなのが気になる。

すなわち、オーヴェルニュ(ルメール騎乗で無駄人気)、シャマル(川田騎乗で無駄人気)、バーデンヴァイラー(レーン騎乗で無駄人気)といったところだ。もちろん、これらの馬は鞍上強化で好走率が上がる可能性はあるが、個人的にはいずれもそこまで魅力を感じない(月曜日時点)。

強いて言えば、前哨戦を勝ちながらその勝利をフロックされているサンライズホープが、今回も人気がなくていつも通りの先行策を取ってくるようなら、コース相性もあって少し不気味。ただ、それにしても臨戦過程は悪いのでノーマークの予定だが。

今年は去年のアナザートゥルースのような馬の出現はなく、テーオーケインズを筆頭に、他もある程度、有力馬が上位を占める感じかなというのが大雑把なイメージ(それでも1~3番人気のようなガチガチではなく)。

基本的には下記の馬たちの中での決着とみる(多めのピック)。

 

クラウンプラウド(⤵)

ダートで負けたのは出遅れた5走前ヒヤシンスSとケンタッキーダービーと近2走(連続2着)だけ。ただし、2走前には休み明けとはいえ地方馬に敗れ、前走もマイペースで逃げてテーオーケインズに子供扱いされた。過去、JBCクラシック①②着がそのままスライドして連対したことはなく、テーオーケインズを上位に考えれば、この馬との0.4秒差内に他の馬の割り込みがあると考えるのが妥当(今回は地方とレースの質や流れのタフさが違うし)。

 

グロリアムンディ(⤴)

前走宝塚記念は道悪想定で良馬場の高速馬場でハイペースと散々。その反動+夏負けで仕上がり度合いは気がかりだが、ある程度仕上がっていなければムーアの器用はないとみたい(陣営は仕上がり途上的な発言をしているが…)。前走を除けばダートで負けたのはハイペース差し有利の流れで2着だった2走前だけ(しかも勝ち馬はオメガパフューム)。まともなら普通に強い。

 

シャマル(→)

血統的には距離克服は可能だろうが、それでも初距離を初G1で経験するのはやはり厳しい印象。過去10年、2走前に1400mを使った馬の馬券内もなく、川田騎手で無駄に人気するのもどうか。人気次第ではあるが微妙。

 

ジュンライトボルト(→)

ダートに転向して②①①着。先週のヴェラアズールの逆パターンではないが、ダートでは底を見せていないし、前走内容も強かった。ただ、ひと昔前なら勢いだけでG3を1勝した程度の馬がいきなりG1で通用することは稀だった。近3走が6番人気、4番人気、4番人気での好走だったのが、今回はおそらく2~3番人気で、テーオーケインズの対抗格にまで押し上げられる点も微妙。まぁそれだけ今年は層が薄いということなのだろうが…枠順次第では評価を下げる手も。

 

テーオーケインズ(→)

過去10年、JBCクラシックを勝った馬がここも連勝したことがない点は気がかり。それはやはり2つのG1を短期間で制する仕上げの難しさなのだろう。事実、去年の本馬はJBCを前哨戦仕上げで挑んだからこそ、本番のここでは圧勝。今年も休み明けの平安Sを楽勝しながら帝王賞で馬券にも絡めなかったように(4着)、過去のホッコータルマエ、ヴァーミリアン級の圧倒的王者ではないとみる。今年は前哨戦を勝ってしまったので、臨戦的な上積みは乏しい。…ただ、今年はG3レベルや3歳馬ばかりの布陣。メイショウハリオあたりが出てくれば一矢報いる可能性もあったろうが、条件的(中京1800m)にも盤石と思わざるを得ないのが正直なところ。

 

ノットゥルノ(⤴)

ダートで崩れたのは前走だけで、前走にしても酌量の余地はある。本来は後方から徐々に捲り上げる馬が2番手の積極策。前進気勢が出てきたことは悪いことではないが、あいにく流れは向かなかった。この展開を利して、中央では頭打ちで地方に転出した8歳のフィールドセンスが勝ち切ってしまったほどだ。逃げた8歳牝馬のサルサディオーネが3着に粘っているのだから、別の観点からは言い訳無用という向きもあるだろうが、本来のスタイルを崩しての敗戦だし、まともなら負けるはずのない地方馬(⑤⑥着)にも先着を許しているので能力を発揮したとは思えない。そういう意味では上昇度の大きい臨戦。主戦の武豊に戻るのも○。

 

ハピ(→)

横山典にしては近2走とも勝負にこだわった騎乗。この馬に騎乗する時は本気だ。いずれも直線でインを突いているが、そういう競馬に対応できるほど馬も成長しているし、この戦略が時に功を奏すのが中京1800mという舞台。前走あたりは今回も意識した騎乗にも映った。相手なりに動けることは証明しているし、枠次第では不気味な一頭。

 

バーデンヴァイラー(⤴)

個人的には、前走時は「なぜここまで人気?」と思ったくらいだが、そう思うほど臨戦過程が良くなかったことも確か。これで2度目の重賞も二桁着順だが、初重賞のアンタレスSにしても臨戦過程は良くなかった。2度のG3がここまで大敗だと、G1のここでパフォーマンスを上げてきたとてどこまで…というのが率直なところだが、条件時代の5~6走前にクリノドラゴン、ウィリアムバローズといった実力馬を子供扱いしてきたことも確か。過去の重賞参戦の中では臨戦過程は良い方だし、レーンなら無視まではできないか。

 

今のところ、グロリアムンディ、テーオーケインズ、ノットゥルノ、ハピが本命候補。

 

無難にテーオーケインズを本命に推すか…?

断然人気だとしても、自分の中に明確な根拠があって間違いないと思えば本命視するのは悪くないと思っている。G1ならオッズは割れるし、相手さえ絞れればというのもあるし。私も期待値は気に掛ける方だが、先週のジャパンカップのように、ほぼ荒れないと歴史が物語っているレースで無理やり穴を狙うというのは期待値を考えたとしても得策ではなように思う(でも考え方は人それぞれ)。

ジャパンカップでも3連単は98倍はついていた。G1は勝つ馬と勝てない馬の境界線が明確なので(最近はポタジェのようなケースもあるのが困ってしまうが…)、テーオーケインズを本命にしたとしても3連単ならそれなりに付くだろうし。

まぁそのあたりまで、今(月曜日)から突き詰めても仕方ないので、今日はこの辺で。

 

今週も予想を楽しんでいきましょう。

個人的に大好きな中山の開幕! 阪神、中京も嫌いじゃないので楽しみな12月です。

 

 


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特別登録馬から楽しみな穴馬(内枠欲しい→だいたい外枠(^^;)

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