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織姫「正直12レースの織姫賞の方がアツいんだけどな」



今年も七夕がやってきましたね。
七夕と言うと笹の葉に願いを書いた短冊を下げ、綺麗な天の川を見ながら織姫と彦星のロマンティックな話に想いを馳せる…

俺の織姫たんはどこにいるんだろうなぁ彼女欲しいなぁ


なんて悠長な事は言ってられないのが競馬キチガイ。
なんと言っても福島開催の名物重賞「七夕賞」が開催されるから。


今年は福島競馬100周年の節目の年、土曜日は障害の王者オジュウチョウサンが4年ぶり平地の500万下に出走し武豊を背に快勝と100周年に相応しい盛り上がりを見せている。
Twitterで見たけど開成山特別の売り上げが前年5億8458万2500円に対して今年は11億4320万1100円と約2倍の飛躍っぷり。土曜ローカルメイン以上に馬券が売れていたという始末。

やっぱり競馬にはスターホースの存在が必要なんだなぁと改めて実感する結果。
有馬記念に出るとか出ないとか賛否両論いろいろあるけど競馬が盛り上がるのは良い事なんでJRAをウハウハにしてやってくださいな。といった感じ。


さて明日は七夕賞とプロキオンSの2重賞が開催。
七夕賞はデータの傾向がハッキリしてないしハンデ戦でちゃんと荒れるレースで当てた記憶があんまりない正直自身の無いレース。一昨年のオリオンザジャパンとかその前のマデイラとかさら前のアスカクリチャンとか「なんで買えんの?」って馬ばかりが絡む印象。もう好きな数字から買った方が儲かるんじゃね???

プロキオンSは反対に傾向がハッキリしていてスッと予想が決まるレースで得意な決着になる事が多いんだけどその分配当が跳ねないからこれはこれでやる気の起きないレース。むしろ函館メインのマリーンSやろうかなっておもっちゃうくらい。

というやる気のない夏競馬重賞ですが文章を書きたい期なのでデータについてかいちゃうよ。


七夕賞1986~2017 過去28年データポイント

七夕賞は過去28年のデータを分析。中山、新潟開催だった2011年、2000年、1996年を除いたレースの傾向をまとめました。とはいえ2012年までは福島開催の8日目にやっていたのが2013以降は福島開催4日目に変更に。馬券になった馬の脚質を見ても2012以前は4角10番手以降の馬が大外ブン回して勝っちゃうようなレースだったのが2013以降は4角10番手以下の馬の馬券対象はゼロ。

この開催期間替わりはかなり大きいので重視するデータは2013年以降っすね。みなさんご注意を。
前置きを踏まえてデータの重要ポイントはこんな感じ。


①夏の前半福島は内枠先行有利。必ず1頭絡む買い方を
②8歳高齢でも問題なし。牝馬は人気サイドのみ買おう
③悩ましいハンデは極端な馬を控える。51以下、58以上も極端ならマイナス評価で
④毎年のように絡む穴馬は4~6歳、マイナス斤量、内枠の馬から


①夏の前半福島は内枠先行有利。必ず1頭絡む買い方を

開幕から2週目の福島は今日の芝のレースを見てもやっぱり内枠先行有利。短い直線で後ろからゴボウ抜きするのはもうちょい後になってから。過去28年の勝った馬を見ると4角の通過順位が5番手以下だった馬は


2010ドモナラズ 2004チアズブライトリー 1990イダテンターボの3頭のみ。

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ドモナラズとチアズブライトリーはヨシトミだから後方一気はほぼヨシトミのみと言えるデータ。
イダテンターボの牧之瀬とか誰だよ…といった感じ。

とにかく逃げるにしろ捲るにしろ4角で前に付けれない馬は評価を下げないといけない。
直近後ろからの競馬が続いている馬はアタマで買うのは危険だなぁというデータ。

今年のメンバーでいくと後ろからいきそうな馬はキンショ―ユキヒメ、マイネルサージュ、ワンブレスアウェイ、レイホーロマンスあたりか。流石に騎手も分かっているから捲っていくんだろうけどうまく運べない可能性は十分にあるわけでちょっと評価は下げるべきかも。


後は内枠も評価を上げないといけない要素。去年は内枠を意識しすぎて馬券を外したんだけど高配当をゲットする為には意識しないといけない。内からスッと逃げてそのまんま残っちゃうみたいなのはマデイラ、ミキノバンジョー、ストロングブラッドやらが示してくれている。
先行できなくてもダコール、ニューダイナスティ、タガノエルシコ、アスカクリチャンやらたくさん穴馬が絡むのでちゃんと買っとくように。今年はマイネル2騎、メドウラークあたりが面白そう。


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こんな内枠穴馬たちが高配当を演出してますよっと

反対に13番より外は評価下げて良し。勝ったのはミヤビランベリ、ゲイリートマホーク、ツインターボと福島巧者で人気の馬だけ。今年は頭数少ないから関係ないけど覚えておいて損はない。



②8歳高齢でも問題なし。牝馬は人気サイドのみ買おう

基本はやっぱり4~6歳の馬が中心になるけど7歳、8歳もちらほら馬券になる。
ただ共通点を見てみるとやっぱり「内枠」か「人気」の馬のみ。
今年のメンバーだとバーディーイーグル、シルクドリーマー、マイネルミラノは厳しいかも。
まぁ元からこのへんは買わないか。



牝馬も夏は重視しないといけないが、スプリントシリーズほど評価を上げないといけない訳ではないのがポイント。馬券になっているのは福島巧者か内枠、人気の馬ばかりなので無理に絡めようとは思わないように。今年も3頭のマーメイドS組が出走しているがどれも微妙に人気してて扱いづらさこの上なし。とりあえず全頭買っとくのが良さそう。


③悩ましいハンデは極端な馬を控える。51以下、58以上も極端ならマイナス評価で

ハンデ戦でいつも悩ませるのは「軽量馬の評価を上げる?」「トップハンデの評価を下げる?」の2つ。正直馬によって違うんだけど、七夕賞のレース傾向的には「極端な斤量はあんまり走ってない」が答え。

そもそも数が少ないってのは大いにあるけども51キロ以下で馬券になったのは1999年ロングワールドの3着までさかのぼる。勝った馬となると1990年のイダテンターボまで。51キロ以下は評価落として大丈夫そう。
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こんだけ。マイネルミラノ好きだけどどうしよっかな。


反対に斤量重い方は割といて直近でもダコール、マイネルラクリマ、トレイルブレイザーあたりが58キロで好走。ただ59キロまでなるとローカル番長メイショウカイドウくらいしかいなくなる。
「58キロだから評価を落とす」ではなくその馬がちゃんと重い斤量でも結果を出せているかを見るのが良さそう。


④毎年のように絡む穴馬は4~6歳、マイナス斤量、内枠の馬から

最後に高配当を当てる為に必要な穴馬の抽出に使えるデータを。
人気決着は直近だと2009ミヤビランベリ、2006メイショウカイドウあたりしか無く、多頭数の年は面白いくらいに二桁人気馬が絡んで高配当に。このへん馬の共通項を見てみると

「4~6歳」「斤量53~56」「斤量マイナス」「東京or福島or阪神で大敗」が共通点
今年で言うとマイネルフロスト、メドウラーク、バーディイーグル、マイネルミラノあたりが穴馬としてピックアップ。他のデータにも当てはまってるマイネルフロストとメドウラークは評価を上げて馬券に組み込みたい。


というわけでデータで重視するポイントはこんな感じ。
結局軸が定めにくいレースですが、1~3番人気は必ず1頭来るレースなのでこの中から1頭軸を選びたいと思います。

1番人気 サーブルオール
前走重賞初挑戦のエプソムCで4着と惜しい競馬。小回り平坦コースよりは広めのコースの方が良い印象だがエプソムCからのローテーションは好相性で鞍上も戸崎をしっかり確保。出遅れなければしっかり番手で競馬できる馬で捲り見せれば普通に3着以内はありそう。戸崎が内で変に包まれるとかしなければいいけど七夕賞はゼーヴィント、アルバートドックで連覇してる得意な舞台なので一番軸には良さそうか。

2番人気 プラチナムバレット
京都新聞杯勝つまでは良かったけどケガから復帰してからがちぐはぐ。3、4着と来てたが前走ガクっと大差負け。キレる脚を使えるイメージが全然無いし内枠から先行で粘れるイメージも無い。押し出された2番人気感で軸には不安か。

3番人気 レイホーロマンス
牝馬重賞2、3着の馬が51キロで出てきて主戦の岩崎じゃなくウチパクが乗るっていう良く分かんない感じ。
前述の通り51キロは1999年までさかのぼるので評価ダウン。後ろから行く馬でうまく捲れないと上位は厳しそうだから買いづらい。

という訳で今回は◎⑥サーブルオールで。
3連複の軸にして相手には内枠から②キンショーユキヒメ③マイネルフロスト
人気が中途半端で扱いづらいが牝馬の⑦ワンブレスアウェイ
何度もお世話になってる8歳馬⑪マイネルミラノを置いて3段目いろいろ。

⑥-②③⑦⑪-①②③④⑤⑦⑩⑪の22通り
オッズ的に妙味が無さそうだけどこれで全然当たりそう…




続いてプロキオンS
こちらも2010年までは阪神1400で6月4月に行われてた重賞だが中京の回収&夏の中京開催がスタートしたタイミングで移設された重賞なので2012~2017の過去6年間データ。サンプルは少ないが傾向は割とハッキリしているので従って買えば割と当たる重賞。配当妙味が少ないかもしれないけどしっかり回収しておきたいレースなんでデータでさっくり当てちゃってくださいな。

プロキオンS 2012年~2017年 過去6年データポイント

①1番人気中心の基本は堅いレース。5~10番人気を絡めて堅実に的中しよう
②前走はOP特別中心。5月6月の東京、京都のダート短距離レースからの馬が◎
③リピーター組が好走。前年好走馬を狙え!
④OP特別か重賞連対実績重視。得意の舞台で力を出せる馬を


①1番人気中心の基本は堅いレース。5~10番人気を絡めて堅実に的中しよう

過去の人気決着を見ると2015年以外は毎年必ず1番人気が絡んでいる。
今年はちょっと人気が割れててどれが1番人気になるか直前まで分からないが軸はここが堅実。2015年も当てたからめっちゃ覚えてるけどコーリンベリーは直前まで1番人気でレッドアルヴィスに譲っての2番人気。ほぼ1番人気から買って良いレース。今のところ1番人気はOP特別2連勝中のウインムートだがどうなるか。

んでもって相手にはしっかり中穴を絡めて買いましょう。
一昨年は人気3頭決着だったがそれ以外はしっかり5番人気以下が絡んでいる。
大穴は初年度のトシキャンディのみで中京開幕のダート逃げ残り天国でのもの。極端な穴狙いはしないで5~10番人気から相手本線を狙うのが良さそう。



②前走はOP特別中心。5月6月の東京、京都のダート短距離レースからの馬が◎

前走の共通項を見ると馬券になった18頭のうちOP特別組が15頭そのうち10頭が掲示板内の馬。
5月6月の東京京都のダート短距離レースから来た馬が良く絡む。
今年のメンバーだと注目したいのはドリームキラリ、ウインムート、ドライブナイト、ダノングッドが該当。
ただ他にも地方交流やら1600万下勝ち馬もいるのでうまくピックアップして相手を考えましょう。


③リピーター組が好走。前年好走馬を狙え!

そしてこのレースの特徴は前年度馬券になった馬がよく絡む。
アドマイヤロイヤル2012年2着⇒2013年1着
ベストウォーリア2014年、2015年連覇
キョウワダッフィー2014年、2015年2着
キングズガード2016年3着⇒2017年1着

ただこれも良く見ると隔年で起きている事象。3年連続では絡まないのはそもそも出てないからでそりゃそうかといった感じ。
今年は前年優勝のキングズカード、3着のブライトラインが出ているがどうなることやら。
ブライトラインは9歳馬で丸一年ぶりのレースと買いたくない要素満載…




④OP特別か重賞連対実績重視。得意の舞台で力を出せる馬を

実績も重視したい。正直谷間の重賞なのでメンバー的にはOP特別で強いやつらが集まった程度のレベル。G1級の馬はほぼ出てこないのでOP特別勝ち、重賞連対の実績があるとアタマ一つ抜けれる。

とはいえ割といっぱいいるので迷ったらこれで判断するくらいでいいかも。
ナムラミラクル、マテラスカイは当てはまらないのでこれで評価下げてもいいかも。



という訳でこっちは割と単純に結果が出せそう。
軸は1番人気の③ウインムートから3連複で相手本線に
①サクセスエナジー⑤ルグランフリソン⑧ドライヴナイト⑩ダノングッド

買い目は③-①⑤⑧⑩-①②⑤⑥⑦⑩⑬の22通り。




さて夏競馬のあんま盛り上がらない重賞ですがきっちり当てて回収していきましょう。
以上たろうまの七夕賞、プロキオンSデータ分析でした~