皆様、こんばんは。

本日は今週もう一つの重賞「オールカマー」について。
登録馬10頭のみと寂しい頭数になってしまいましたが、秋のG1戦線にも繋がるレースですのでしっかりと予習をして臨みましょう。

まずは中山開催過去5年のレースラップと3着内好走馬一覧です。
AC1

AC2

先週のセントライト記念同様に、中山外2200mはスローでも向正面からペースアップしやすい舞台。従って前半のペースに関わらず一定以上のスタミナは要求されますし、後半特化戦にはならないのでトップスピードも高いレベルでは要求されません。
ただし今年は逃げ馬不在で先行馬も非常に少ない組み合わせ。前半スローは確定的ですし、早めにけしかける馬も少なそうとなれば、もしかすると終い特化戦になる可能性はありますね。この辺りは確定メンバーを見て判断したいですが、ペース想定は柔軟に行きたいところ。

3着内好走馬で目立つのは前走G1出走組が強いと言うこと。
AC3
連対率50.0%と圧倒的で、一昔と比べてローテに余裕を持たせる近年では天皇賞(秋)やJCのステップとなることも多いので、その傾向はより顕著になっています。
(2013年)出走2頭→3着
(2015年)出走3頭→1,2着
(2016年)出走6頭→1,2着
(2017年)出走3頭→1,2着
(2018年)出走5頭→1,2,3着

このように近4年連続でワンツーを決めていますから、馬券の中心はこの組で仕方ないとも言えますね。

今年の登録馬で前走G1組は3頭のみ。データからはこの3頭は強固に思えますし、実際能力的にも上位の存在だと思います。
ただこの馬に関しては少しだけ疑ってみたい点が複数ありますね・・・
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中央競馬ランキング
「人気ブログランキング」内ブログ紹介文に木曜日限定で馬名を記載しておきます(10位前後)
まず1点目は距離。母系の影響が強い体形でベストは1800m。2200mで急激に能力が落ちるとは思いませんが、少なくともプラスには働かないとは思っています。
2点目はレース間隔。過去G1を除いて2桁着順を記録したことは2度ありますが、共に中10週以上間隔が開いた場合。更に夏場に良績無し、となると盲目的に信頼するのはどうかなとは思います。


話を戻します。
前走G1組が強いということは人気馬が強いということと同義で・・・
AC4
※データは中山開催過去10年分

上位人気は堅調で、特に1人気の信頼度は非常に高いです。
4人気以下馬は【3-3-5-95】勝率2.8%(単回値50円)連対率5.7%、複勝率10.4%(複回値37円)とチャンスは少ないですが、過去10年中8年で1頭以上は馬券に絡んでいるのも事実。
この人気薄馬を効率よくピックアップすることが馬券上の肝と言えます。

4人気以下で馬券に絡んだ11頭のほとんどに共通するのが中山実績。
(2008年)2着キングストレイル→セントライト記念1着
(2008年)3着トウショウシロッコ→セントライト記念2着
(2010年)1着シンゲン→前年オールカマー3着
(2010年)3着トウショウシロッコ→前年オールカマー3着、セントライト記念2着
(2011年)2着ゲシュタルト→スプリングS2着
(2012年)2着ダイワファルコン→弥生賞2着、中山金杯2着
(2013年)1着ヴェルデグリーン→中山重賞出走歴なし、中山6戦3勝
(2015年)3着ミトラ→AJCC2着
(2017年)1着ルージュバック→中山牝馬S2着

特殊なコースであるがゆえに「中山リピーター」の存在には常に注意を払っておきたいところです。

これを踏まえて、4人気以下馬からはこの馬を推したいです
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まず中山重賞で好走歴がある点は合格。この馬は左回りを苦手にしており、戦績から左回りを抜いてみると案外悪くない成績なんです。前走は色々と敗因が語られているようですが、主要因はペース。この馬の過去の好走例は全て前半ゆったり入るレースですから、前傾戦になった前走で走れなかったのも納得です。馬体重だけ見て重めだ何だと語る人もいますが、全く太目はなくて多くが成長分。この辺りは父の血が目覚めて来た可能性があります。
そして強調したいのがこの鞍上配置。この厩舎は勝負掛かりの時には武豊・川田・デムーロ・福永・今回の鞍上を乗せて来るイメージで、実際にこの5人が乗った時の勝率は約23%で厩舎全体の勝率9%を大きく上回ります(近3年)。匂います