皆様、こんばんは。

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ちなみに馬単1点予想です。



今週は「函館2歳S」「中京記念」の2重賞。
前者については「前走でみんな勝っていてどれを買えば良いか分からない」なんていう声が良く聞かれますが、果たしてそうでしょうか?
確かに2歳馬は外からは分からない部分が多いのは事実ですが、少なくともラップと走りっぷりで優劣は付けられるはずで、だからこそ盲点になる部分もあると思います。
従って当ブログでは「中京記念」よりも「函館2歳」を重点的に徹底的に精査していきたいと思います(「中京記念」も分析します)。

ということで「函館2歳」の過去5年のレースラップ一覧を掲載します。
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ほとんどの出走馬が前走で前に行っていた馬ばかりが集まるレースなので前傾戦になるのは当然。
3~4角中間からの仕掛けで直線序盤で最速になる小回り1200mらしいラップ。当たり前ですが、脚質に関わらずラスト1Fの減速地点でいかに踏ん張れるかがポイント。速いペースを無理せずに追走出来る基礎スピードと、ラスト1Fで踏ん張れる脚力がそれに繋がります。

それらは各馬のレース振りを見ることで判断するのが一番ですが、今日は過去データから参考になるものがないか探ってみましょう。
尚、データは注釈が無い限り函館開催過去10年のものを使用し、前走ダート戦使用馬(0-0-0-33)と現在は廃止されたラベンダー賞使用馬は除外します。

基礎スピードと脚力が上位の馬は新馬・未勝利戦を楽勝してきているだろう、という仮説を立ててデータを見てみると・・・
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予想通りの結果で、着差が広がるごとに成績も上昇。
単複ベタ買いプラスの「0.4秒差以上勝利馬」が居れば無条件で買いで良いでしょうが、前走1000m戦使用馬は【0-0-0-4】なので前走芝1200m以上戦で0.4秒差以上圧勝推奨条件①としましょう。

次のデータ。
出走108頭中92頭が前走4角3番手以内のレースをしていたように、新馬戦や未勝利戦はスピードの違いで先行して突破してきた馬がほとんど。ということは上がり時計に能力が表れるはずで、時計が優秀であればあるほど能力が高いはず。
ということでデータを見てみると・・・
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複回値こそ大差ないものの、勝率・連対率・複勝率には大きな差が出ているように、前走上がり最速馬が圧倒的に優勢。
これをもう少しふるいにかけると、やはり前走1000m使用馬は【1-0-1-7】と振るわずこれは除外。
更に「良馬場なら34.9秒以内、稍重以上なら35.9秒以内」という条件を加えると・・・
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上記のように成績は上昇。
ということで前走芝1200m以上戦で上がり最速(ただし良馬場なら34.9秒以内、稍重以上なら35.9秒以内)計時馬推奨条件②としましょう。

ちなみに、前走上がり2位以下馬については馬券に絡んだ8頭中7頭が当日の馬番8番以内だったことには注目。
馬番1~8番【2-2-3-25】
馬番9番~  【1-0-0-21】

能力差を距離ロスなく立ち回ることでカバーしているとも考えられますので、前走上がり2位以下馬は馬番次第では拾って良いでしょう

過去レースから能力を推しはかるデータは以上の2つ。

推奨条件①:前走芝1200m以上戦で0.4秒差以上圧勝
推奨条件②:前走芝1200m以上戦で上がり最速(ただし良馬場なら34.9秒以内、稍重以上なら35.9秒以内)計時馬


今年の登録馬で推奨条件①②を共に満たした馬は残念ながら存在せず。
ただ2頭だけ「準達成馬」と言える馬が存在。
まずは一押しのこの馬!
↓ ↓

中央競馬ランキング
「人気ブログランキング」内ブログ紹介文に月曜日限定で馬名を記載しておきます(12位ぐらい)
同馬の初戦は前後半33.9‐35.9秒のハイラップを先行して勝ち馬とタイム差なし、3着馬には0.9秒差の決定的な差を付けました(その3着馬は次走即勝ち上がり)。そして前走も前後半34.1‐35.8秒のハイラップを先行してスピードの違いを見せつけ圧勝ですから能力は確か。前走は条件②を満たせませんでしたが、開催後半の時計の掛かる馬場を考えると「準達成」と言っても良いでしょう。抽選対象ですが、出走出来るならば重い印を打つことになると思います

もう1頭がこの馬
↓ ↓

最強競馬ブログランキングへ
「最強競馬ブログランキング」内ブログ紹介文に月曜日限定で馬名を記載しておきます(5位ぐらい)
前走は0.4秒差以上の圧勝ながら、条件②を満たせず。 ただし当日は良馬場発表ながら朝からの雨で、同馬のレースの4レース後からは稍重馬場に。時計の出る良馬場とは一線を画す舞台だけに、そう考えると条件②を満たすとも言って良いかもしれませんね

明日も「函館2歳」について。
明日は血統面を中心に分析していきます。