土曜の京都は芝不良。
案の定、適性問われる荒れたレースが芝ダート共に出現。
その中で注目したいのは、5Rと10R。ともに勝った馬は人気薄だが、共通点はタイキシャトルの血統。
これはタイキシャトルというよりもそれにかかるニジンスキーの血が影響及ぼしていると言えそう。
つまりは欧州由来の超絶スタミナ血統。
ちょうど凱旋門賞があったのでわかりやすいが、日本の馬場で重馬場得意とされていたキセキやハービンジャーの血をもつブラストが全く歯が立たないのが欧州の重馬場。
極端に言えば
欧州良馬場 ≧ 日本不良馬場くらいの馬場の重さの意識を持ちたいわけで、向こうの主流である、サドラーズウェルズとそれに匹敵するスタミナ血統ニジンスキーを重視。
ちなみに、3Rの勝ち馬はサドラー系。
日本のタフ馬場で適性を発揮するハービンジャーやハーツクライ、ルーラーシップなどのトニービンは血統的には無視することにした。
あとは個の能力とコース適性を加味して、総合的に判断。
割と広めに行こうとは思う。
ということで、印を。
⚪︎ 8カレンブーケドール
★ 11フェアリーポルカ
△ 15コントラチェック
△ 14シゲルピンクダイヤ
△ 5クロノジェネシス
△ 10シェーングランツ
△ 9シャドウディーヴァ
→ 抜擢。
まず、今年から軽視している上がり馬枠ではあるが、以前から目をかけていた馬ではある。
そして、前走2勝クラスを圧勝。
前哨戦においても1勝クラスは全滅も、2勝クラスは実質ローズSのアルティマディガーレとスイープセレタリスのみでともに、上がりかかる中で条件戦をクリアして来た上がり馬なので、ローズSのキレ勝負の内容とは適性違い。
この馬は2勝クラスを圧勝で、上がり馬軽視の今年の流れも妙味として生きている。
そして、決め手は母サドラーズウェルズ系。
そして、以前から目をかけていた理由が4走前。京都の外回りだが時計のかかる馬場。
前目4番手から12.0-11.1-11.5のラストラップをラスト2ハロン目11.1のところで先頭に並んで来た。
つまり、この馬自身は12.0から一気に1秒以上の加速をしていることになる。
この加速力を買って次走チューリップ賞でも本命にしたが、その時はまさかの鞍上が控えてダノンファンタジーより後ろでの3ハロン末脚勝負。
長く脚は使えないが前目からの加速力が魅力なので、これでは全くこの馬の持ち味を生かせないレース内容だった。
これで、クラシック路線からは離脱してしまったが、その後連勝でこの舞台。
初の内回りと距離2000、テン乗りと不安は多々あるが、レース展開予想としては馬場を気にしてスロー展開。
全体的にバテるのを気にして仕掛けの意識も直線まで遅れてくれれば、この馬の持ち味の加速力が前目から炸裂するはず。
もし、ハイペースの消耗展開になってもサドラーズウェルズを持つこの馬はそのスタミナから武器である一脚を最後に使える見込みで。
そのために先行は絶対条件だが、この人気で期待値は高い。
⚪︎ 8カレンブーケドール
→ 紫苑Sはあくまで叩き。
目標にされる形でのキレ勝負は本職とは異なる中、僅差3着は能力の高さゆえ。
今回異例の金曜輸送になるが、慣れない環境で一泊も二泊も関係あるのか、、?
なんなら、動物たるもの一日でも長くその環境に慣れるほうがいいんじゃないのとポジティブシンキング。笑
台風の条件は皆一緒と割り切ってそこを割り引く事はしない。
あのオークスはスタミナ豊富でないとできない芸当。
ここもスタミナ競馬になるはずで、ずっと適性的にも狙っていただけに2番手評価。
→ 当初は無印にしようと思っていたがこの馬場をもって急浮上。
血統的には文句なしのスタミナ×スタミナで、前走の重馬場ロンスパ圧勝は素直に評価。
人気になるのも仕方ないが、消耗戦なら最も向きそう。
★ 11フェアリーポルカ