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【回顧】牡牝ともに勢力図に変わりなし【ローズS・セントライト記念のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
牡牝のクラシックトライアルが行われましたが、権利を獲得したそれぞれ3頭は、ともに春クラシックの実績馬たちでした。新興勢力の出現はありませんでした。

各開催場の馬場差

9月14日(土)
   中山 芝-1.2
   中山ダート-0.7
   阪神 芝-1.7
   阪神ダート-0.7
9月15日(日)
   中山 芝-1.0
   中山ダート-0.5
   阪神 芝-1.3
   阪神ダート+0.4
9月16日(月)
   中山 芝-0.2
   中山ダート-2.0
   阪神 芝-1.5
   阪神ダート+0.7

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、開幕2週目でまだまだ芝もダートも時計が速かった。ただ、月曜は雨の影響で時計がかかっていた。

阪神は3日間とも芝の時計は抜群に速かったが、ダートは日曜から時計がかかりだした。

ダノンファンタジー 圧巻のレコード勝利で本番へ弾み/ローズS

日曜の阪神で行われたローズSは、2歳女王の×ダノンファンタジーが復権を果たし、ビーチサンバ×ウィクトーリアの3頭が、本番への出走権を手にした。

馬場差-1.3で、レースタイム差-2.0。

日曜の阪神はかなりの高速馬場で、ローズSもレースタイム差-2.0のレコード決着となった。

▲スイープセレリタスの逃げは、前半800m47.1秒-後半800m45.1秒のスローペース。
とは言え、最初の1Fを除くと、もっとも遅いラップが12.2秒というハイラップ。それでも、レコードが出るくらいのコンディションだから、前は止まらない。

そんな中、勝った×ダノンファンタジーは、中団追走から直線一気にラスト33.1秒の末脚で先行勢を一飲みだから強かった。
折り合いもバッチリで、本番へ向けて文句のない試走となった。

◎メイショウショウブは、スタートこそ良かったものの、道中下げて4角8番手。前が止まらないコンディションで、これでは届かない。クイーンSでは前に行けていたので期待していたのだが、残念な結果に。
陣営は1800mだと長いと思っているのだろうか。消極的なレースに消化不良である。




リオンリオン 時計もラップも好内容で将来が楽しみ/セントライト記念

月曜の中山で行われたセントライト記念は、×リオンリオン▲サトノルークス◎ザダルの3頭が優先出走権を手にした。

馬場差-0.2で、レースタイム差-1.3。

月曜の中山は雨の影響で時計がかかりだしていたが、セントライト記念はレースタイム差-1.3の高速決着で、時計面では及第点以上。

アトミックフォースの逃げは、前半1000m59.8秒-後半1000m59.8秒の平均ペースだが、馬場差-0.2だったことを考慮すると、かなりのハイラップといえる。

勝った×リオンリオンは、このペースを3番手追走から抜け出して、後続に2馬身差だから強かった。
レースの上りが35.9秒で、自身の上りが35.6秒だから、トライアルとしては十分すぎる内容だった。
ダービーの暴走ペースに、今回のレース振りから、菊花賞でもレースを作るのは同馬だろう。非常に楽しみになってきた。

◎ザダルは、直線よく伸びてきたが、最後の最後でいっぱいになったのは休み明けの分か。馬券を買っていた身としてはもう少し頑張ってほしかったが、こちらもトライアルとしては及第点を与えられる。

残念だったのは、2番人気で5着に敗れたニシノデイジーである。
スタートは良かったが、ほぼ最後方まで下げて折り合いに専念。それは仕方ないのだが、道中まったく動く気配を見せず、4角でも後方3番手。これでは届かない。陣営からは、同馬に対するビジョンがまったく見えてこない。非常に残念な結果となった。

次走の注目馬・ブレステイキング(レインボーS・中山芝2000m)

土曜 中山第11R レインボーS・芝2000m 1着ブレステイキング

土曜の中山は時計が速かい馬場状態だったが、レインボーSのレースタイム差-2.3は掛け値なしに速い。基準タイムと比較しても-2.7だから、優に重賞級の時計といえる。
レースも前半1000m58.8秒-後半1000m59.6秒の平均やや速めのペースで、ラップも最初の1Fを除いてもっとも遅かったのが、最後の12.3秒の締まった流れ。

勝った○ブレステイキングは、逃げ・先行馬が壊滅する中、3番手追走から勝ち切っており、これまでのツメの甘さを払拭した。
これならオープンに入っても大丈夫。

2歳戦の注目馬はベルティアラ/未勝利(阪神芝1600m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の阪神第3Rに行われた未勝利戦(芝1600m)である。

馬場差-1.7で、レースタイム差-3.2。

土曜の阪神は時計が速かったが、それにしてもベルティアラの勝った未勝利戦のレースタイム差-3.2は速すぎる。
3日間の競馬の中で、この未勝利戦がもっともレースタイム差が速かった。

レースも、2F目から10.6秒-11.4秒-11.7秒と締まった流れで、ラスト3Fが11.8秒-11.2秒-12.3秒で、最後の最後に自力勝負となった。
実際、2歳戦で走破時計1.33.6以下、かつ道中で10.9秒以下のラップを刻んだのは、2000年以降、ウォッカ(06年阪神JF)、カオスモス(12年千両賞)、ダノンプレミアム(朝日杯FS)の3鞍だけである。

ベルティアラも将来が楽しみな一頭である。


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