【高松宮記念2024予想】本命馬候補5選と穴馬候補5選・コース解説・血統馬5選・過去10年データー分と傾向|3連単

高松宮記念は中京競馬場芝Bコースで開催されます。

2週使われ正面直線および2コーナーに部分的な傷みがありますが、その他の箇所は概ね良好な状態です。

中京競馬場芝Bコースの1周距離は1,724.8m、幅員は25～27m、直線距離は412.5m、高低差は3.5m。

向正面直線の真ん中付近からのスタートです。

緩やかな上り勾配を120m走ったところが向正面の半ばあたりで高低差が1番高いところです。

そこから直線の入口にかけて緩やかな下り勾配。

3～4コーナーはスパイラルカーブです。

スパイラルカーブとは、コーナーの入り口は緩やかで、コーナーの出口がきつい特殊な形をしたカーブのことをいいます。

入り口は緩やかなので、スピードを落とさずに進入でき、コーナーの出口が小回りなので、スピードにのって進入してきた馬は外へふくらみ、直線はばらけるのでインからの強襲も可能になります。

高松宮記念の勝負ところは、3～4コーナーの下り勾配からのロングスパートです。

3～4コーナーの下り勾配でスピードに勢いをつけて、412.5mの長い直線へ。

ゴール前340m地点から240m地点にかけて勾配率は2.0%、高低差2.0mの急坂が待ち受けます。

勾配率2.0%の急坂は中山競馬場芝コースの次にきつい坂です。

急坂を越え、ここからゴールまで240m、強烈な末脚を発揮できる瞬発力が求められます。

非常にタフなコースで、高松宮記念はペースを問わず、412.5mの長い直線で瞬発力を発揮できる差し馬が有利な傾向があります。

高松宮記念での逃げ切りは難しく、揉まれない外枠の差し馬が好成績をおさめています。

外枠に入った鋭い決め手のある人気薄の馬が穴をあけることがあるので注意が必要です。

1番人気【1.1.2.6】

2番人気【2.4.0.4】

3番人気【2.1.3.4】

8番人気【1.1.0.8】

17番人気【0.0.2.8】

1番人気は1勝止まりで苦戦

2桁人気馬が【1.1.4.84】で複勝回収率100%超え

2023年は12番人気ファストフォースが優勝

高松宮記念過去10年稍重が2回、重馬場が3回、不良馬場が2回と道悪で行われることが多く荒れやすい

良馬場時は1~3番人気が【3.2.1.3】 と安定している

1~4枠が6勝をあげており、複勝回収率も100%超え

7~8枠の好走は道悪時に内が荒れているケースに限定

特に6枠は内有利時も外有利時も中途半端で、3着以内はない

中京競馬場はコーナー半径がきつく、 内枠が有利

シルクロードS組【5.2.1.25】

阪急杯組【2.2.3.37】

オーシャンS組【1.2.4.54】

香港スプリント組【1.0.1.5】

阪神C組【0.1.1.6】

間隔の取れるシルクロードS組が5勝と好成績

シルクロードS組1~5着が【5.1.1.17】で信頼度が高い

アドマイヤムーン産駒【2.2.0.6】

2015年ハクサンムーン (2着)

2017年セイウンコウセイ (1着)、2019年(2着)

2018年ファインニードル (1着)

ロードカナロア産駒が2勝、Speightstown産駒が1勝と、ミスタープロスペクター系の種牡馬の活躍が目立っている

2023年12番人気1着ファストフォース

2022年17番人気3着キルロード

2015年4番人気1着エアロヴェロシティ

2010年6番人気2着ビービーガルダン

1997年6番人気優勝シンコウキング

1998年7番人気2着ワシントンカラー

①関西馬

②牡馬、もしくはセン馬

③ノーザンF生産馬以外

④1300m以上で勝利、もしくは重賞で3着内がある

⑤1200mの重賞で4コーナー5番手以内で重賞3着内の実績がある

⑥前走がシルクロードS、 阪急杯、オーシャンS

⑦前走1~2着に好走

⑧今回1~5番人気

⑨今回の馬体重が480キロ以上

⑩今回の枠順が1~5枠

父ミッキーアイル。母サンクイーン。母の父Storm Cat。

一昨年の桜花賞は先行馬を見ながら好位のインコースを追走、直線インから上がっていき3着に粘りこみ実力を示しました。

函館スプリントSは、好位を追走、直線勢いを維持して抜け出し、2馬身半差をつけて1着。

北九州記念は、馬群の中を追走から直線では馬群を割って追い上げてき古馬対手に3着に好走しました。

スプリンターズステークスは、3歳牝馬ながら、勝ち馬ジャンダルムから0秒2差の5着に健闘しました。

昨年のシルクロードSは、馬群の内目を追走から、直線で内から進出して32秒9の猛烈な末脚で差し切り勝利しました。

高松宮記念は、外目の枠から中団の10番手を追走、4コーナーで外を回って上がっていきアグリに迫っていって交わして2着。

ヴィクトリアマイルは、距離が長すぎての8着。

キーンランドCは、外枠からのスタートで7番手追走から早目に好位へ上がっていき外からコンディションのいいところを走り、35秒2のメンバー中最速上がりの末脚を繰り出して抜け出し1着。

スプリンターズSは、最内枠からスタートで遅れ、勝負所で馬郡に包まれて追い出しが遅れましたが、それでも押しつつ外から追い出され3着。

前走の京都牝馬Sは、道中は後ろ目から追走、4コーナーで外を回り、直線でも外から伸びてきたて2着。

全5勝を芝1200mで挙げて、高松宮記念2着、スプリンターズS・3着の実績から、今年の高松宮記念でも好勝負は必至です。

父ビッグアーサー。母ユキノマーメイド。母の父スペシャルウィーク。

一昨年のオパールSは、大外枠から11番手に控えて追走、直線外から伸びて内の馬を、34秒0のメンバー中最速上がりの末脚で交わして1着、切れる末脚が目立っていました。

京阪杯は、先団を見ながら5番手を追走、4コーナーで外を回って直線に入り、内の馬を33秒0のメンバー中最速上がりの末脚で外から交わして1着、重賞初制覇しました。

昨年の高松宮記は不良馬場が合わず15着に大敗しました。

前々走の京阪杯は、17番枠から中団で控えて追走、外を回り直線でも大外から伸びて、2馬身に差を広げて1着、京阪杯を連覇しました。

前走のフジオーシャンSは、15番枠から中団追走、4コーナーで上がっていき、直線伸びて抜け出して1着。

これで芝1200mの重賞を連勝してスプリントレースへの適性の高さを示しました。

重賞3勝の地力から高松宮記念を好走する確率が高いことが推測されます。

父クロフネ。母ブチコ。母の父キングカメハメハ。

父はクロフネで母はブチコ。全姉に白毛のヒロイン、ソダシがいる良血馬です。

一昨年、3歳以上1勝クラス、豊栄特別(2勝クラス)、納屋橋S(3勝クラス)を一気の3連勝でオープンクラス入りした、潜在能力が高い馬です。

昨年の安土城Sは、内の先行馬を見ながら好位を先行、4コーナー外目を回っていき、直線、スムーズに伸びて抜け出し後続との差を3馬身広げて1着。

初めての芝1200m戦だった前走北九州記念は、外の馬が速く控えて先団を見る6番手で追走、直線外目から押し上げてきましたが、逃げていたジャスパークローネが止まらず、交わすことはできず2着も芝1200mにも対応できたことは大きな収穫でした。

スプリンターズSは、3番手で先行、勝負所で早目に進出、直線先頭に立ったところに内を突いてマッドクールが迫り、叩き合いとなりましたが、ハナ差で競り勝って、芝1200mでの初勝利がG1初制覇となりました。

阪神Cは、直線のびきれず5着、高松宮記念を見据えた調整レースだったと思われます。

昨年度のJRA賞最優秀スプリンターに選出され、今年も2年連続での最優秀スプリンター称号獲得を目指します。

父ドゥラメンテ。母アタブ。母の父New Approach。

前々走の京阪杯は、ゲートの出はひと息で、5番手のポジションから追走、直線は外へ出されて伸びましたが、さらに外から伸びてきたトウシンマカオに抜け出され、それでも2着に粘りました。

前走のシルクロードSは、抜群の反応で好スタート、今回は2番手で先行、勝負所で手応え良く上がっていき先頭に立ち先頭をキープして押し切って1着、57.5キロの斤量で完勝したことはG1高松宮記念に向けて大きな収穫でした。

初勝利こそダートでしたが、芝へ転向した後は7戦して全て4着以内と安定した走りで芝のスプリントレースへの適性が高いことを示しています。

父Dark Angel。母Mad About You。母の父Indian Ridge。

昨年のシルクロードステークスは、先手をとってスムーズな逃げ、直線に入っても粘ってはいましたが、ゴール前、ナムラクレア、ファストフォースに交わされ3着、勝ち馬とは0秒1差の接戦で実力は拮抗しています。

春雷Sは、ジャスパージャックが逃げたので2番手に控え、4コーナーで外から上がっていき、内を突いたキミワクイーンを競り落として押し切り1着でした。

CBC賞は、先行馬を見ながら好位を進み、内にいたサンキューユウガが直線で上がっていったのに対しマッドクールは伸びを欠き9着、トップハンデの影響が大きかったことが推測されます。

前々走のスプリンターズSは、外目の10番枠から内に入れて5番手から追走、勝負所で押し上げていき、ママコチャとの叩き合いに持ち込みましたが、ハナ差で惜敗。

しかし、G1で実力を示しました。前走の香港スプリントは8着に敗れましたが、初めての海外遠征で条件としては厳しかったことが推測されます。

芝1200mでは6戦4勝・2着1回・3着1回、確かな先行力と直線でスピードを高いレベルで持続でき、高松宮記念での好走が期待できそうです。

父アイルハヴアナザー。母コスモマーベラス。母の父フジキセキ。

一昨年中京競馬場で開催された橘Sは、外枠から3番手で先行馬を見ながら好位を先行、直線でスムーズに上がっていき、逃げ粘るジャスパークローネを交わして1着、57㎏の斤量も苦にせず快勝したことは、中京での短距離適性が高いことを十分に示しています。

同年のスプリンターズSは、スタートでロスがありましたが、直線は狭いスペースから馬郡を割って伸びクビ差で2着に惜敗も、スタートのロスを巻き返してG1で2着に入った実力は本物と言えます。

前々走の阪神Cは、内枠から5番手のポジションで追走、外に出され勝負所で進出していき、直線に入ってスムーズに伸びて1着。

前走の阪急杯は時計のかかる重馬場開催、フルゲート18頭立ての最内枠から前目の4番手のインコースを先行、直線逃げ粘るアサカラキングに迫り、ほぼ並んで入線、ハナ差で交わして1着。

葵S勝ちからコース適性に懸念なく、ここ2走は芝1400m重賞を2連勝している上がり馬です。

キーンランドC2着、スプリンターズS2着の実績から高松宮記念での距離短縮でも問題はないと思われます。

父キズナ。母アサカラヴァーズ。母の父キングヘイロー。

昨年から今年にかけて、3歳以上1勝クラス(中京芝1600m)、山城S(京都芝1400m)、山城S(3勝クラス)、(京都芝1400m)を逃げて3連勝してオープンクラス入り入りしたスピード能力が非常に高い馬です。

阪急杯は、不利な16番枠から果敢に先手をとって速いペースで逃げて、直線に入っても先頭、ゴール前、1枠のウインマーベルが迫ってきて、ウインマーベルにハナ差の惜敗、内外の枠順から距離ロスを考慮すれば、負けて強しの競馬です。

初めてのG1で、克服すべき課題は多くありますが、大逃げで1発激走の可能性を秘めた実力馬です。

父ビッグアーサー。母アンナペレンナ。母の父Tale of Ekati。

一昨年の2歳未勝利、福島2歳S、中京2歳S、マーガレットSの芝1200mで、一気の4連勝でオープンクラス入りした潜在能力が高い馬です。

淀短距離Sは2番手で、直線差を詰めていき抜け出して1着、スムーズな競馬で実力を発揮できました。

前走のオーシャンSは、7番手追走から、ゴチャついた4コーナーで不利を受けましたが、直線に入って外目からしぶとく伸びて2着。

デビューから12戦一貫して1200mを使われ、5勝・2着2回・3着2回、経験豊富な1200mならG1でも好走する可能性は十分にあることが推測されます。

父モーリス。母ヴィルシーナ。母の父ディープインパクト。

オープン入り後はなかなか結果を出せませんでしたが、昨年のヴィクトリアマイルで4着と健闘。

そこから重賞での2走続2着を挟み、距離延長で挑んだ前走府中牝馬Sで鮮やかな逃げ切りで重賞初制覇を決めました。

前々走のエリザベス女王杯7着、香港マイル11着とG1で苦戦しています。

1200mへの一気の距離短縮で一変する可能性もあり、3着までなら。

父ミッキーアイル。母シロインジャー。母の父ハービンジャー。

重賞を6勝で、G1は国内外11度にわたる挑戦で4着2回が最高。昨年の高松宮記念は不良馬場が合わず12着。

一昨年中京芝1200mで開催されたセントウルSは、32秒9の猛烈な末脚で5番手先行から差し切っています。

近走は凡走が続いていますが、適性が高い中京芝1200mで良馬場開催ならば、高松宮記念での上位進出の可能性はあることが推測されます。

父ミッキーアイル。母サンクイーン。母の父Storm Cat。

ナムラムツゴローの3/4妹。

メイケイエールと同じサンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系の配合です。

3代母Coup de Genieはモルニー賞(仏G1・芝1200m) ・サラマンドル賞(仏G1・芝1400m)を制覇した短距離馬です。

母系の短距離色が強い血統で、スプリントレースに向いている血統と思われます。ディープインパクト系×Storm Catの配合からキズナ（日本ダービー）、サトノアラジン（安田記念）、リアルスティール（ドバイターフ）、エイシンヒカリ（イスパーン賞）、ラブズオンリーユー（オークス）、ラキシス（エリザベス女王杯）、アユサン（桜花賞）の7頭のG1馬がでている優秀な配合です。

最近の高松宮記念はStorm Catのスピード血脈のある、ダノンスマッシュ(1着)、モズスーパーフレア(1着)、ミスターメロディ(1着)、ロータスランド(2着)、キルロード(3着)、ダイアトニック(3着)の好走が目立っています。

母系の短距離色が強く、芝1200mへの血統的適性は非常に高いことが推測されます。

父ビッグアーサー。母ユキノマーメイド。母の父スペシャルウィーク。

スペシャルウィーク産駒の母ユキノマーメイド(JRA4勝)は、優秀な繁殖牝馬で、これまでJRAに出走した産駒は9頭中8頭が勝ち上がっています。

父ビッグアーサーは、圧倒的に芝1200mでの勝ち鞍が多い短距離血統のサクラバクシンオー産駒。

父ビッグアーサーは、2016年の高松宮記念優勝馬で、産駒には函館2歳S(G3・函館芝1200m)を勝ったブトンドールがいます。

父はスペシャルウィーク、3代母の父はNijinskyでスタミナを伝える血統でもあり、前半ハイペースからの、上がりのかかる消耗戦向きです。

高松宮記念が上がりのかかる消耗戦になった時は、非常に強い競馬ができると思われます。

父Dark Angel。母Mad About You。母の父Indian Ridge。

父Dark Angelは、2歳時に英国で9戦4勝。2歳9月のG2ミルリーフSで重賞初制覇。次走のミドルパークSでG1を制覇。

種牡馬となり、 現役時代以上の大きな成功を収め、 産駒にリーサルフォース(ダイヤモンドジュビリーS)、マングスティン (仏1000ギニー)、 ハリーエンジェル(ジュライC)。

母Mad About YouはグラッドネスS(愛G3・芝7F)に、母の母イリジスティブルジュエルはリブルズデイルS(英G2・芝12F)の優勝馬です。

優秀なスピード能力を伝える血統で高松宮記念に向いている可能性があります。

父ビッグアーサー。母アンナペレンナ。母の父Tale of Ekati。

ビッグドリーム(JRA1勝)の全兄でメテオロロジスト(G3佐賀記念優勝)の近親で、母アンナペレンナはJRA3勝。

父ビッグアーサーは高松宮記念に勝ちトウシンマカオ(G京阪杯優勝)やブトンドール(G3函館2歳S優勝)を輩出。父も母も完成度が高い血統背景です。

母はストームキャットのインブリードがありしなやかな体質になっています。

Nijinskyの血脈もありスピードの持続性を高められており、高松宮記念への血統的適性は高いことが推測されます。

父ミッキーアイル。母シロインジャー。母の父ハービンジャー。

シラユキヒメの牝系で阪神ジュベナイルF、桜花賞を制覇したソダシやハヤヤッコと近親です。

母ユキチャンは関東オークス、クイーン賞、TCK女王盃競走の重賞を3勝しています。

サンデーサイレンス×Topsider×クロフネが配合されたことでパワーとスピード能力が押し上げられています。

3代母のシラユキヒメは白毛で有名な一族の牝系です。

母の父ハービンジャーはダンヒチ系で、折り合いに難しさはありますが、マイラー体型の大跳びでスプリンターでありませんが、周りに馬がいるとエキサイトして、かかって行きたがるのでスプリントレースに向いています。