【一口馬主】実録・俺の愛馬がずきゅんどきゅん走り出した件。
シルクホースクラブに加入してはや8ヶ月。
加入時に出資申し込みをしたステリーナ号が
9/23中山5Rの新馬戦でデビューと相成り、
現地に応援に行ってまいりました。しがない
一口オーナーのデビュールポでございます。
◆調教タイムはイマイチ。しかしまさかの口取り当選…
9月頭にノーザンファーム天栄より帰厩してすぐに9/23の
デビューが決定し、時計を出してきたステリーナちゃん
ですが、タイムの伸びはイマイチ。併せ馬の相手には
ほぼ毎回遅れる状況で、今回はとにかく競馬に使って
レースまでの流れを馬に覚えさせること・実際の
レースの空気感を体験させること・しっかり脚を
測ること・使った後の疲労度合いを見極めることが
目的で、ひとまず着順は二の次かなと構えつつも、
申し込んだ口取りがまさかの当選。
着順云々を一気に飛び越えて、デビュー戦勝利の
欲も出た状態でしっかりスーツにネクタイを
着込んでの観戦となりました。
事前知識として口取りにドレスコードがあることは
知っていましたが、いざ準備を進めると、競馬は
やはりやんごとなき人たちのたしなみなのだなと
実感することしきりです。
◆いざ中山。まずは応援馬券を購入!
関東随一のギャンブルトレイン、武蔵野線に揺られて
午前10時40分、船橋法典駅に降臨。
臨時改札口をくぐればあっという間に
中山競馬場でございます。
(なおスタンドまで徒歩約10分)
まずは入り口でレーシングプログラムをゲット。
以前はGⅠ競走の日以外でも4C(フルカラー)
印刷だったような気がしますが気のせいですかね。
普段はnetkeibaで事足りるのでもらわないのですが、
今日はせっかくの記念として。
続いて、一口馬主と言えば、というわけでは
ございませんがまずは単勝+複勝の同額購入で
おなじみの「がんばれ馬券」を仕込んでまいります。
これまで、あまり応援馬券を買うという行為を
してこなかったので、なかなかに新鮮な体験です。
最近では100円ショップでカードサイズの額も
売られているので、あとで買ってきてしっかりと
飾ろうと思います。
◆パドックでついに愛馬とご対面
中山競馬場到着はちょうど3R開始のタイミング
でしたが、最前列でステリーナちゃんを見るべく、
パドックに陣取ります。
今年顕彰馬に選出されたロードカナロアを記念した
装飾がスプリンターズSに合わせて施され、9/29の
最終レースでメモリアル競走も行われるようです。
そんなこんなで、午後12時5分、5Rの出走馬が
パドックに登場、ついに愛馬ステリーナちゃんと
ご対面です!
勝負服色とおそろいのバンデージを巻かれての登場。
ついに愛馬と初対面の瞬間でございます。
なにより自分の馬ですから(500分の1出資とはいえ)
まずこの場に出てきただけでも非常にテンションが
上がります。
そして、ステリーナちゃんもテンションが上がったのか、
パドックに出てきたときは一人で曳かれていたものの、
何周かしたところでチャカついて、途中から二人曳きに
なりました。
※この写真は後でnetkeibaにもアップしようと思います。
肝心の馬体の仕上がりですが、贔屓目を差し引いて冷静に
見ると、やはり線が細い印象。トモの筋肉が付ききって
いないので、ちょっと後肢の運びもぎこちないところが
ありました。
たとえば、このレースを制した同じシルクホースクラブ
所属のウレキサイトの馬体はこんな感じ(↓)です。
パッと見でもわかるくらい「いい筋肉」をまとって
いますね。パドック周回も常に外側の観客に近い
ところを落ち着いて回っており、ものすごく雰囲気が
よかったので、500円ほど単勝を購入してしまいました
(5.9倍、無事に的中)。
いよいよ騎乗合図がかかり、石橋修騎手を乗せて
本場馬入りです。
しっかりと気合も乗ってきました。
ひとつでも上の着順を狙ってほしいですが、
まずは無事に回ってきてくれることを改めて祈ります。
これ、馬券を買っているだけだとなかなか感じる
事のない感情で、一口馬主の醍醐味の
ひとつだなあ、と、改めて思った次第でございます。
クラシック候補の怪物とうわさされる1番人気
ポルトラーノもクリストフ・ルメール騎手を
乗せて臨戦態勢です。
◆いよいよ発走、結果は…。
12時30分、発走のファンファーレが鳴り響き、
ステリーナちゃんもスムーズに枠入り、
いよいよスタート。
出足でややもたつき、スタート直後の急坂ではやはり
非力なところが出て行き足がつかず、1コーナーは
うしろから2番目。入りの1000mが63秒ほどのややスロー
ペースの流れですが、前に馬を置いて掛かることなく
道中を進みます。ある程度は我慢が利くタイプのようで、
そこはよかったのではないでしょうか。
パドックの様子と尻尾のリボンで、カリカリしやすい
タイプなのかなとは思っていましたが、これは
意外でした。もちろん、いい意味で。
レースはそのまま3コーナーに突入。ステリーナ
ちゃんも徐々に進出を始めます。
が、
この日は前残りの馬場傾向。
このレースも2番手でレースを進めた
ウレキサイトが直線抜け出して1着。
3番手でレースを進めたポルトラーノが
2着、3着も逃げた11番人気の
フィデリオグリーンが入り、
行った行ったの上位決着に。
(藤田七菜子、本当にこういう
展開のレース上手いな)
この展開になっては道中終始後方のステリーナ
ちゃんはノーチャンス。1着から1.7秒差の
14頭中10着でレースを終えました。
とはいえ、上がり3Fは勝ち馬と0.2秒差、
VTR目視計測ではありますが上がり4Fは
上位3頭よりも0.4~5秒ほど速く走って
いましたので、この点は大きな収穫と
言えるでしょう。ただ、坂ではやはり
モタついたので、腰の甘さは課題だと思います。
今回のレース運びから、たとえば次走は
疲れがそんなに残っておらず続戦可能なら
・フォーム的に得意そうな左回りで、かつ平坦な新潟
・スタート直後長い直線の1600mか2000m
できれば終始平坦な内回りの2000m
・減量の恩恵がありスタート上手い藤田七菜子騎手
こんな要素から、10月新潟の未勝利戦を使って
ほしいものです。
(一口馬主なので、次走の決定権はないですが)
9/28追記:ノーザンF天栄に放牧に出されるようです。
結果いかんにかかわらず、その後はいったん放牧に
出して成長を促してくれれば、と。
(もちろん、一口馬主にはこの決定権もないです)
焦ることはないので、一歩一歩着実に
歩みを進めてほしいものです。
◆結論、やっぱり楽しいぞ一口馬主ライフ!
さて、一口馬主として初めて愛馬がレースを走る
週末を過ごしてまいりましたが、
木曜日の出馬確定から予想オッズに
一喜一憂する家庭も含めて
スッゲエ楽しかったです。
これまでも一口馬主ライフを多方面に
勧めてきたつもりですが、
あらためて、「一口馬主はいいぞ。」と
お伝えして本稿の締めといたします。