■第35回マイルチャンピオンシップ(GⅠ) ※中央競馬重賞レース予想

本競走は1984年の創設以来、11月の京都開催の第3週目に芝1600メートル(外回り)を舞台に変わりなく行われており、下半期の“ベストマイラー決定戦”に位置付けられている。また、クラシック路線を戦ってきた3歳馬や天皇賞(秋)出走馬の参戦もみられ、例年多彩なメンバーがそろうレースとなっている。なお、本競走は2008年に創設された秋季国際GⅠ競走シリーズ「ジャパン・オータムインターナショナル」に指定されている。
※上記JRAレースの歴史より抜粋

■第35回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)

砂短(satan)の推奨馬は以下の通りです。

砂短(satan)の推奨馬
砂短(satan)
「ステルヴィオ(△3)」「ペルシアンナイト」「アルアイン」「ロジクライ(△1)」「モズアスコット」「エアスピネル(△2)」「アエロリット」の7頭です。

【馬連】1軸流し(3点)
1頭目 ③
2頭目 ②⑧⑮

【三連複】BOX(15点)
1頭目 ③
2頭目 ①②⑦⑧⑭⑮
3頭目 ①②⑦⑧⑭⑮

【三連単】フォーメーション(20点)
1頭目 ②③
2頭目 ②③⑧⑮
3頭目 ①②⑦⑭


砂短(satan)

今週はマイルチャンピオンシップGⅠです。
先週のエリザベス女王杯GⅠとは異なり、様々な記憶が蘇ります。即ち的中、高配当の払戻しがあったレースと云えます。
初めての的中は恐らく1989年「オグリキャップ(1番人気)」「バンブーメモリー(2番人気)」「ホクトヘリオス(3番人気)」のワンツースリーで決まったガチガチのレースです。
その後も「パッシングショット」「ダイタクヘリオス」「シンコウラブリィ」「ノースフライト」と的中は続き、1995年には「トロットサンダー(4番人気)」「メイショウテゾロ(16番人気)」で馬連10万馬券をついに的中。
その後も「ジェニュイン」「タイキシャトル」「エアジハード」「アグネスデジタル」等々・・・
2002年の「トウカイポイント」は記憶がないため、きっとハズレであったのかと思いますが、回りくどくなりましたが、要するに得意なレースだと云いたい訳です。

今年も予想するにあたり出馬表を眺めていると、このレースの格言の一つを教えてくれた「ジェニュイン」を思い出しました。
「ジェニュイン」は「サンデーサイレンス」初年度産駒で皐月賞GⅠの勝ち馬で、4歳時(当時の5歳)に4か月休養明けの天皇賞(秋)GⅠで14着に敗れた後、マイルチャンピオンシップを優勝した名馬です。
彼が私に教えてくれた格言はマイルチャンピオンシップGⅠは「格」が効くということです。

しかしながら今年の出走メンバーはGⅠ馬が6頭・・・既に彼の格言は6頭立てを暗示しているということなのでしょうか。
冗談はさておき、今年は実力、実績共に豪華過ぎるメンバーが集まっていますが、勝つのは1頭ですから、残酷な勝負の結果がジャッジされます。
いつも通り、過去傾向、砂短指数、能力データより考察、予想をして的中を掴みたいと思います。

では予想に参ります。傾向データは専門誌やJRA系列で散々出ていると思いますから、私は人気傾向からの馬券セオリーを考察してみたいと思います。
過去20年分の人気からの傾向は優勝馬は13番人気以内、連対分布は14番人気以内となっています。
但し、2000年「アグネスデジタル(13番人気)」、2002年「トウカイポイント(11番人気)」、2010年「エーシンフォワード(13番人気)」、2014年「ダノンシャーク(8番人気)」以外の16回は5番人気以内で優勝馬を輩出していることから穴馬からの狙いは危険と云えます。
平均単勝配当1241.5円、平均馬連配当4894.5円で、前述の4頭が優勝した時の2着馬は1番人気2回、3番人気2回となっているため、過度な穴狙いは危険です。
馬券セオリーとしては人気軸馬数頭から薄め流し程度でボーダー回収が現実的と云えそうです。

今回は展開のファクターで相当悩みました。トップホースが揃った割りに、展開一つで順位が変わってしまうほど能力指数が僅差であったことが挙げられます。
「レーヌミノル」が逃げることは間違いないと思いますが、問題はペースです。この馬の持ち味を活かすとすれば2ハロン目に10秒後半、それ以降は11秒後半、もしくは12秒前半で息をいれてから3コーナー下りも極端にペースを上げず、引き付けての直線勝負。LAP的には12.2-10.9-11.5-12.2-11.9-11.5-11.6-12.1(1.33.9)になるのですが、正直机上の空論で、これだけ百戦錬磨の外国人騎手が揃えば4ハロン目に息を入れさせてもらえないと思った方が妥当なところではないでしょうか。

結論としては、現在の馬場状態と息の入らない展開を考慮した上で、スピード持続型、且つスタミナ兼用型を中心に砂短指数、能力指数と合わせてアプローチすることが最良と考えました。
上記ファクターを元に予想して参ります。

砂短(satan)の◎本命馬は「アルアイン」。砂短指数2位、天皇賞GⅠでは評価を下げましたが、正直距離は2000m以下でミドルペース以上向きと考えていた同馬です。
能力指数はこのメンバーではトップレベルで、皐月賞GⅠ以来の勝利が見え隠れします。2ハロン目までは押して行くことになりますが、予想ペースからは追走に問題はないとみており、あとは坂の下りでスピードに乗せてしまえばゴールまで持続すると考えています。
1年以上勝利より遠ざかる程、勝ち味に遅いタイプのため自信を持って頭からは推せませんが、連軸としては最適と判断し、推奨馬といたします。

砂短指数1位の「アエロリット」もファクターからは「アルアイン」と双璧ですが、馬場の適正が不安要素です。
どちらかと云えばパンパンの良馬場向きで、現在の京都コースが唯一の不安要素です。自分で動けるタイプでペース配分はムーア騎手がバランスを取るとみていますが、マークされる形になる事は間違いなく、総合的に連下の判断です。

その他では「ステルヴィオ」「ペルシアンナイト」「エアスピネル」「モズアスコット」と有力処が揃いますが、能力指数からはどれも甲乙付け難いところです。
「ステルヴィオ」に関しては休み明けが良いタイプで、前走の毎日王冠GⅡが勝負とみていたため、1度叩いた今回は半信半疑が正直なところです。
また、「ペルシアンナイト」「エアスピネル」「モズアスコット」については成長曲線に於いて緩やかな下降が見て取れるため、もしかするとピークは過ぎているのかもしれません。
但し、現状の能力指数からは全て及第点のため、上記該当馬につきましても連下の判断とさせていただきます。

買い目につきましては参考にしてみてください。

※参考データ 砂短(satan)指数

京都
11R マイルチャンピオンシップ(GⅠ)
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343 ⑮アエロリット
332 ③アルアイン
325 ②ペルシアンナイト
320 ⑭エアスピネル
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288 ⑦ロジクライ
287 ⑧モズアスコット
276 ①ステルヴィオ
271 ⑥ジュールポレール
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