2018宝塚記念過去レース・上がりラップ分析ページ

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 2018年6月24日の阪神競馬場メインレースは、上半期の総決算となるグランプリ・G1宝塚記念です!

 暑い時期に差し掛かることもあり、1984年のグレード制創設以来ずっとG1ですが、フルゲートになったのはアドマイヤムーンが勝った2007年のたった1回だけ(2010年は取消がなければフルゲートでしたが)。

 今年も登録段階で16頭のエントリー。フルゲートにならないことは確定しています。

 G1馬は香港のワーザーを含めた5頭が出走予定です。ドバイで2年連続の好走をみせたヴィブロス以外は、近走イマイチな馬が多く、早くも混戦・不穏なムードが立ち込めています。

 そして、梅雨らしい天気が今週は続く予報になっています。先週は超高速馬場だった阪神ですが、どうやら宝塚記念がきれいな馬場で行われる可能性は低そうです。

 どの観点から見ても波乱が必至の宝塚記念。ラップもG1としては珍しいレースになるので、しっかりと過去を振り返っていきます。

 以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、宝塚記念のポイントとなります!

過去10年の上がりラップ傾向

 

年  最速地点  最高速度  失速度合 
08 L3 超低速(12.2) 失速(0.7)
09 L3 低速(11.5) 持続(0.5)
10 L4 低速(11.9) 失速(0.6)
11 L3 低速(11.5) 持続(0.5)
12 L3 低速(11.6) 持続(0.5)
13 L4 超低速(12.4) 超持続(0.2)
14 L3 低速(11.7) 持続(0.4)
15 L3 高速(11.0) 超失速(1.4)
16 L3 低速(11.9) 失速(0.8)
17 L3 低速(11.7) 持続(0.5)

(08は重、10,16,17は稍重)

(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速、12.0~は超低速)

(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)

 スローペースが多い現代競馬の中で、L2最速戦が過去10年で1度もないというのが最大の特徴です。L2最速戦になるパターンは、前半が速く中盤から大きく緩むか、超スローになるかのどちらかであることが多いです。

 過去20年まで遡っても、明らかなL2最速戦は2004年タップダンスシチーが逃げ切ったレースだけ。馬場がきれいで、かつ強い先行馬がいる場合でないと、4コーナーからの動き出し勝負にはならないでしょう。

 阪神コースは1,2コーナーがきつく、3,4コーナーが緩いおむすび型なので、宝塚記念でいうと4ハロン目・5ハロン目辺りはペースがかなり落ちます。近年でもキタサンブラックが逃げた2016年を除くと、4ハロン目が13秒台まで緩むことが多くなっています。

 しかし、そこから緩みっぱなしにならないのが阪神2200の特徴で、前半1000mを通過した後は12秒前後のラップがゴール前まで6ハロンずっと続きます。近2年のラップを示しますが、

 17:12.5-11.1-11.6-13.1-12.3-11.7-11.6-11.8-11.7-11.8-12.2
 16:12.6-11.0-11.1-12.3-12.1-12.4-12.3-12.2-11.9-12.2-12.7

 このように、向正面に出てからは一定のペースがゴール前まで続く、超ロングスパート戦というのが宝塚記念の正しい認識です。

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過去の予想結果

本命馬 結果
16 タッチングスピーチ 16番人気12着
17 ミッキークイーン 4番人気3着

 両年ともに牝馬を本命にしていますが、これはたまたまです。あくまで、超ロングスパートになってこそ持っている脚をフルに発揮できる馬を選んだ結果です。

 ロングスパートの鬼・ゴールドシップが引退したことで、予想は難しくなっていますが、その分だけ近年はすんなりと決まらなくなっています。

 2015年はゴールドシップがいたのに、すんなりとは決まりませんでしたが・・・。

宝塚記念のポイント

 今年は8歳にして覚醒したサイモンラムセスの単騎逃げが濃厚です。先行馬はほかにもいますが、ハナを取るような動きをする馬は少なく、淡々としたペースでレースが進みそうです。

 こうなると例年よりは、ロングスパート度合が低くなりそうではありますが、あまりに遅いと何かが動く可能性もありますし、馬場の悪化がどれだけのものになるかもペースの鍵を握るでしょう。

 特注馬はひとまず、例年の流れに一番向く馬をあげておきます。適性がハッキリしている馬で、向かないレースでは全くダメですが、ロングスパート戦で雨馬場になれば国内では間違いなく最強です。

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明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。

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